TBS・朝日放送平日昼1時枠の連続ドラマ

TBS・朝日放送平日昼1時枠の連続ドラマ

1961年から1966年まで、TBS系列で放送された昼ドラ枠は、平日午後の13時から短時間のドラマを展開しました。この枠は、視聴者に親しまれ、特に家族を主題としたホームドラマが多く制作されました。制作は1963年まではTBSが手がけ、その後は朝日放送が引き継ぎました。朝日放送制作の番組は、すべて牛乳石鹸共進社が一社提供を行っていました。

昼ドラの歴史

1970年代に放送された昼ドラは、1960年にフジテレビ系列でスタートした『日々の背信』のヒットを受けて、TBSが新たに昼ドラ枠を設けることになりました。これにより、在京民放ではTBSが初めての昼帯ドラマを立ち上げたのです。この枠は、当初の「よろめきドラマ」という形態とは異なり、主に家族の絆を描く内容となっていました。

特に、『チャコちゃん（ケンちゃん）シリーズ』の第1弾である『パパの育児手帳』が開始されたのもこの時期です。この作品は、子育てをテーマにしたストーリーが展開され、多くの視聴者に支持されました。

1964年からは、朝日放送が制作していた月曜20時枠の番組もこの枠に移行して放送されることとなり、一層の充実を図ります。

放送作品の一覧

本枠で放送された代表的な作品には、以下のようなものがあります。

• - 寿さん祝さん（1961年5月1日 - 1961年11月3日）
• - ごめんねママ（1961年11月6日 - 1962年10月12日）
• - パパの育児手帳（1962年10月15日 - 1963年5月24日）
• - パパと歩こう（1963年5月27日 - 1963年12月27日）
• - いつか青空（1964年1月6日 - 1964年7月3日）
• - 小さな目（1964年7月6日 - 1965年12月31日）
• - あなた事件よ!（1966年1月3日 - 1966年7月1日）
• - 人生の並木路（1966年7月4日 - 1966年11月25日）

これらの作品は、家庭のドラマを中心に、多くの感動や共感を呼び起こしました。

番組の終了とその後

1966年11月25日をもって『人生の並木路』が終了し、5年半にわたる放送に幕を下ろしました。これ以降は、朝日放送制作の帯演芸番組『シャボン玉寄席』がこの枠に引き継がれることになります。また1968年には、平日昼ドラが再開され、『花王 愛の劇場』へとつながる流れが生まれました。昼ドラの歴史におけるこの枠の存在は、視聴者に多くの感動をもたらし、今もなおその記憶は色濃く残っています。

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