TEE (歌手)

TEE (ティー)

日本の男性シンガーソングライター、TEE（ティー）は、1982年11月26日生まれで、広島市安佐南区出身です。彼は16歳の頃からボクシングを始め、広陵高等学校および法政大学で国体に6度出場するなど、プロボクサーを目指していました。しかし、大学3年生の時に肘と肩を怪我し、ボクシングを断念せざるを得なくなりました。

音楽への転身

2005年の秋、TEEはカナダのトロントに留学しました。留学中、彼は地元の子供にボクシングを教える傍ら、あるクラブで3000人の観客を巻き込むDJの姿に心を打たれました。この出来事がきっかけで、音楽の道に進む決意をしました。毎週クラブに通いながら音楽仲間を増やし、路上でジャムセッションを行う中で自らもマイクを握るようになりました。

特に公園で出会ったミュージシャンのスタジオで演奏されたデズリーの「ユー・ガッタ・ビー」に感動し、その作曲者であるAshley Ingramと出会ったことは、音楽への情熱をさらに燃え上がらせました。1年9ヶ月のトロント生活を経て、日本での音楽活動を決意します。

日本での活動

帰国後、広島の路上やクラブで演奏し始めたTEEは、トロントで最初に作った「DON’T CRY HIROSHIMA」によって徐々に注目を集めます。地方のフリーペーパーが開催したイベントでは、SATOMI'との共演が実現し、AIやFull Of Harmonyなどのアーティストのフロントアクトを務めました。

2009年にはプロデューサー今井了介のレーベルnanorebelからファースト・ミニ・アルバム『Palette』をリリースし、リード曲「Change My Life」がiTunesの今週のシングルに選出される好評を得ます。

2010年にユニバーサルシグマとの契約を結び、「3度のメシより君が好き」でメジャーデビューを果たしました。続いてリリースした「ベイビー・アイラブユー」は、日本全国での大ヒットを記録し、USEN J-POP総合チャートでも22週連続チャートインを達成します。この曲は70万ダウンロードを超える人気を誇り、2011年には「Billboard JAPAN Music Award 2010」で最優秀新人賞を受賞しました。

プロフィールとスタイル

TEEの芸名は彼の本名の頭文字に由来し、血液型はA型です。楽器は習ったことがなく発声や作曲は独学で行っており、メロディは直感に基づいて作り上げています。彼の音楽スタイルは多様で、幅広いジャンルに挑戦し続けています。また、好みの女性のタイプとして石原さとみを挙げたりするなど、親しみやすいキャラクターも魅力の一部といえます。

ディスコグラフィ

TEEは多くのシングルやアルバムをリリースしており、特に人気のあるシングルには「電話で抱きしめて」や『わがまま 遊turing TEE』のようなコラボレーション作品も含まれています。

まとめ

TEEはボクシングから音楽の道へと転身し、独自のスタイルで多くの人々を魅了するシンガーソングライターとして活躍しています。彼の音楽は人々に感動を与え続けており、これからの活動も楽しみにされます。

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