TESTSET

TESTSET（テストセット）は、日本を拠点に活動する音楽バンドです。メンバーは、元電気グルーヴのメンバーとしても知られる砂原良徳、シンガーソングライターやコンポーザーとして活躍するLEO今井、GREAT3のドラマーである白根賢一、そしてギターウルフや昆虫キッズなどの活動を経て知られる永井聖一の4名で構成されています。

このバンドが誕生する契機となったのは、2021年に開催された「FUJIROCK FESTIVAL '21」への出演でした。当時、砂原良徳とLEO今井を中心としたMETAFIVEの特別編成という形で、白根賢一と永井聖一が新たに加わり、ステージに立ったことが、TESTSET結成の契機となったのです。

翌2022年に入ると、「TESTSET」という正式なバンド名を冠し、本格的にその活動をスタートさせます。同年は精力的にライブパフォーマンスを行い、国内の主要な音楽フェスティバルにも次々と出演。真夏の祭典として知られる「SONICMANIA」や、自然豊かなロケーションで開催される「朝霧JAM」といった大型イベントのステージにも登場し、観客を魅了しました。

ライブ活動と並行して、初の公式音源の制作も進められました。そして2022年8月12日、待望の初音源作品となるEP「EP1 TSTST」をデジタルリリース。バンドとしての最初のサウンドを世に送り出しました。

2023年には、さらなる展開を見せます。同年7月12日には、初のフルアルバムとなる「1STST」をリリース。バンドの音楽性をより深く掘り下げた作品として注目を集めました。アルバムリリース当日には、ライブストリーミングプラットフォームであるSUPER DOMMUNEにて、リリースを記念した特別番組が配信されるなど、多方面に展開を見せました。

その後の活動も継続的に行われ、2024年8月9日には、新たなEPからの先行シングルとして「Sing City(Edit)」をデジタル配信。続く10月9日には、2作目となるミニアルバム「EP2 TSTST」を配信リリースし、コンスタントな音源発表を続けました。

そして、2025年1月31日にはデジタルシングル「Full Metallisch （Live at Zepp Shinjuku, Tokyo, Oct 20, 2024）」をリリース。この楽曲は、TESTSET結成のきっかけとなったMETAFIVEがかつて演奏していた楽曲の、TESTSETによるライブでのセルフカバー音源であり、バンドのルーツとも言える楽曲を現在の形で表現した作品となっています。

TESTSETは、砂原良徳、LEO今井、白根賢一、永井聖一という、日本の音楽シーンでそれぞれ異なるキャリアを持つ実力派ミュージシャンが集結することで生まれたプロジェクトです。彼らはこれまでに、EP、アルバム、デジタルシングルといった様々な形態で作品を発表しています。その音楽性は、各メンバーのバックグラウンドであるエレクトロニックミュージックとロックバンドのサウンドが融合した、独創的な世界観を構築しています。ライブパフォーマンスにおいても高い評価を得ており、今後の活動にも注目が集まっています。

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