THE END (NANA starring MIKA NAKASHIMAのアルバム)

『THE END』 - 中島美嘉の音楽の集大成

中島美嘉がNANA starring MIKA NAKASHIMA名義でリリースしたアルバム『THE END』は、2006年12月13日に世に送り出されました。この作品は、劇場版『NANA』の音楽と強く結びついており、特にファンにとっては特別な意味を持つ一枚です。『NANA2』で物語が完結するのに合わせて、中島はこのアルバムを発表し、彼女のこの名義での唯一かつ最後のアルバムとなりました。

アルバムの特徴

『THE END』には、シングルとしてもリリースされた楽曲が収録されていますが、特に「一色」と「GLAMOROUS SKY|GLAMOROUS_SKY」は注目の曲です。これらの曲は、両方とも『NANA』の原作者である矢沢あいによる作詞が特徴で、美嘉の情熱的なボーカルと響き合っています。

収録曲

アルバムは全11曲で構成されており、以下のような楽曲が含まれています：
1. 一色 (5:21)
- 作詞：AI YAZAWA、作曲：TAKURO、編曲：TAKURO・Masahide Sakuma
劇場版『NANA2』の主題歌として知られ、アルバムでしか聴けない貴重な曲です。

2. EYES FOR THE MOON (3:39)
- 作詞・作曲：TAKURO、編曲：TAKURO・Masahide Sakuma
劇中のBLACK STONESのデビューシングルとしても位置付けられた作品。

3. GLAMOROUS SKY|GLAMOROUS_SKY (4:26)
- 作詞：AI YAZAWA、作曲：HYDE
『NANA』の主題歌として大ヒットした曲で、アルバムとしては初めて収録されました。

4. BLOWING OUT (3:27)
- 作詞：Lori Fine・中島美嘉、作曲：Lori Fine
本アルバムのオリジナル曲で、中島自身が唯一楽曲制作に参加しています。

5. MY MEDICINE (3:37)
- 劇中歌としても知られる、心に響くバラード。

（その他の曲も含む）

音楽的な意義

アルバムに収録されている「BLOWING OUT」は、特に印象的な楽曲であり、英語と日本語が混じった斬新な作詞が評価されています。また、「一色 (ALTAnative)」は、アレンジが変わったバージョンで、映画にも重要なシーンで使用されています。これにより、ファンは音楽だけでなく、映像作品とのつながりも感じることができました。

演奏陣

アルバムには多くの有名なミュージシャンが参加しており、中島美嘉自身がボーカルを務める一方で、GLAYのTAKUROや他の著名アーティストが楽器演奏を担当しています。特にTAKUROのギターや編曲は、作品に一層の深みを与えています。

最後に

『THE END』は、中島美嘉の音楽キャリアと『NANA』という作品への愛が詰まった一枚です。このアルバムは、ただの音楽作品ではなく、中島美嘉の想いやファンとの絆を表現した重要な作品として、多くの人々の記憶に残ることでしょう。

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