THE FINAL

Dir en grey 「THE FINAL」

「THE FINAL」は、日本のロックバンドDir en greyが2003年に発表したメジャー16枚目のシングルです。アルバム『VULGAR』のツアーファイナルで初披露され、その楽曲名から解散の憶測を呼びましたが、メンバーはこれを否定しています。

楽曲について

この曲は、Dir en greyがアルバム『VULGAR』後の新たな方向性を模索していた時期に生まれたもので、バンドにとって「新しさ」を感じさせる楽曲として選ばれました。京による歌詞は、自殺未遂を連想させるテーマでありながら、京自身の内面を描いたものであり、彼の半生を投影しているとも言われています。

タイトルが「終わり」を意味する一方で、次への始まりを示唆する二面性を持っており、ネガティブな要素だけでなく、その先に希望を見出すことができるような深みのある内容となっています。京は当時、「色々な人の痛みを歌っていきたい」という想いを抱いており、その言葉がこの楽曲にも反映されています。

ジャケットとアートワーク

CDジャケットはグロテスクな印象を与えるデザインで、歌詞カードにはジャケットの候補となった図案が掲載されています。これらのアートワークからも、楽曲の持つ独特な世界観が伝わってきます。

ライブでの人気

「THE FINAL」は海外での人気も高く、海外ツアーではほぼ毎回演奏される定番曲となっています。ライブでのパフォーマンスは、楽曲の持つエネルギーを最大限に引き出し、観客を魅了します。

収録曲

1. THE FINAL
作詞: 京 / 作曲・編曲: Dir en grey
原曲者は薫。
2013年リリースのミニアルバム『THE UNRAVELING』には再構築されたバージョンが収録。
2. INCREASE BLUE [LIVE]
作詞: 京 / 作曲・編曲: Dir en grey
3. RED...[em] [LIVE]
作曲・編曲: Dir en grey
4. THE IIID EMPIRE [LIVE]
作曲・編曲: Dir en grey
Live take at OSAKA KOUSEINENKIN KAIKAN Oct. 26, 2003
2003年10月26日に大阪厚生年金会館で行なわれたライブを収録。

まとめ

「THE FINAL」は、Dir en greyの音楽性を深く掘り下げた、彼らの代表作の一つと言えるでしょう。楽曲に込められたメッセージや、ライブでの圧倒的なパフォーマンスを通じて、多くのファンを魅了し続けています。

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