THE SEITARO★RADIO SHOW「1700」

FM NACK5で毎週月曜日から木曜日、夕方17時より放送されている生ワイド番組です。正式名称は『THE SEITARO★RADIO SHOW「1700」』で、番組名の「1700」は放送開始時刻である17時を指し、「いちななまるまる」と読まれます。この番組のパーソナリティは、長年にわたり同局で活躍している大野勢太郎氏が務めています。

番組の始まりとコンセプト

本番組は、それまで同時間帯に放送されていた『NACK Nパス』の放送枠を引き継ぐ形でスタートしました。夕方の新たな情報番組として、リスナーが「1日を締めくくる夕方5時からの50分！」を充実させることを目指しています。

番組の企画・構成にあたっては、大野氏がNACK5で過去に担当し、多くのリスナーに支持された二つの番組の要素が取り入れられています。一つは、週1回放送の『大野勢太郎の楽園ラジオ〜パワー全開!!〜』が持っていた明るくエンターテインメント性の高い雰囲気。もう一つは、平日朝の帯番組として放送されていた『WARMING-UP MUSIC』で培われた、ニュースや交通情報といった生活に密着した情報を詳細かつ新鮮に伝えるビビッドな感覚です。これら異なる魅力を融合させることで、『THE SEITARO★RADIO SHOW「1700」』独自の生ワイドスタイルが確立されています。

パーソナリティ：大野勢太郎氏

パーソナリティの大野勢太郎氏は、FM NACK5の開局当初から番組を担当してきた経験豊富なパーソナリティです。かつては平日朝の看板番組『WARMING-UP MUSIC』を長期間担当し、多くのリスナーの朝を彩りました。その後は、週1回放送の『大野勢太郎の楽園ラジオ〜パワー全開!!〜』を担当していましたが、本番組の開始により、2016年9月以来となる約3年半ぶりのNACK5帯番組への復帰となりました。また、これまでのキャリアでは深夜帯の番組経験もありますが、夕方の時間帯を担当するのはこの『1700』が初めてです。

リスナーとの繋がりと番組の歩み

番組ではリスナーを「17ラジアン（いちなならじあん）」と呼んでおり、この愛称は初回放送で大野氏自身が命名したものです。リスナーからのメッセージ紹介や、後述する電話をつなぐコーナーなどを通じて、リスナーとの密なコミュニケーションを重視しています。番組は順調に回を重ね、多くのリスナーに支えられながら放送を続け、2025年 1月9日には放送通算1000回という大きな節目を迎えました。

番組の構成と主なコーナー

番組は毎週月曜日から木曜日、17時から17時50分までの50分間、生放送で進行します。番組開始のオープニングに始まり、最新のニュースや交通情報、日替わりの企画などで構成されています。主なタイムテーブルと内容は以下の通りです。

17:00：オープニング
17:03：NACK5 NEWS
通常、ニュースルームのアナウンサーが担当するところを、大野氏自らが読み上げているのが特徴です。
17:05：todayトピックス
その日注目のニュースや話題をピックアップして紹介します。
交通情報
番組中に複数回（17:12頃、17:26頃、17:36頃）挿入されます。NACK5交通管制センターや、トヨタ勝又グループ提供による警視庁スタジオから最新情報が伝えられます。
交通管制センターからの情報は、月曜日と火曜日を吉田美佐さん、水曜日と木曜日を溝淵美智子さんが担当しています。
17:15頃：デイリー★1700
曜日ごとにテーマが変わる、番組の中心となる日替わりコーナーです。
月曜：1700★今夜の晩御飯（ベルク提供）
リスナーに電話をつなぎ、自慢の夕食メニューや簡単レシピを紹介してもらう人気の企画です。
火曜：テレフォン★1700
その日の話題やニュースに関連する専門家と電話をつなぎ、詳しい解説を聞くことができます。
水曜：ドライブ★1700
週末のお出かけなどに役立つ、おすすめのドライブコースやグルメスポットなどを紹介し、リスナーにヒントを提供します。
木曜：フリーダム★1700スペシャルトーク
大野氏がテーマを設けず、自由にフリートークを展開する、文字通り「フリーダム」な時間です。
17:29頃：滝島杏のLions Report
プロ野球シーズン中のみ放送されるコーナーで、埼玉西武ライオンズの最新情報や試合結果を伝えます。
17:45頃：エンディング
曜日ごとに異なるテーマが設定されており、それに沿った楽曲とともに番組を締めくくります。

特別な放送企画

本番組では、通常のスタジオ放送に加えて、特別な場所からの公開生放送やイベントに合わせた企画を実施することもあります。例えば、2023年8月30日には、『THE SEITARO★RADIO SHOW「1700」～浦和競馬場スペシャル～』と題し、浦和競馬場から生放送を実施しました。この回は、ゲストに競馬解説者の長谷川雄啓氏を迎え、「ルーキーズサマーカップ」のレース実況なども交えながら進行しました。この特別放送は、通常の放送時間である50分を30分延長し、18時20分まで放送されました。これに伴い、後続番組である『エネクル presents まいにちザキヤマ』や『キラスタ』の放送開始時間が一時的に後ろ倒し・短縮となるなど、大きな反響を呼びました。

このように、『THE SEITARO★RADIO SHOW「1700」』は、パーソナリティ大野勢太郎氏の軽快で人間味あふれるトーク、日々の生活に役立つ多彩な情報、そして「17ラジアン」と呼ばれるリスナーとの温かい繋がりによって支えられる、FM NACK5を代表する夕方の情報エンターテイメント番組として、多くのリスナーに愛されています。

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