THE STAMP SHOW!!

『ザ・スタンプ・ショー』とその進化版『STAMP 8』の魅力

フジテレビの人気バラエティ番組『めちゃ²イケてるッ!』のなかで、特に注目を集めたコーナーが「ザ・スタンプ・ショー」である。このコーナーは、観客を楽しませるために大胆な罰ゲームを取り入れたゲーム形式のパフォーマンスであり、番組の初期から視聴者に愛されてきた。

番組の概要

「ザ・スタンプ・ショー」では、ナインティナイン、よゐこ、極楽とんぼの6人が外国人キャラクターに扮し、特製のサイコロを使ってゲームを進行する。誰が罰を受けるかを決定するために使用されるサイコロは、視覚的にもおもしろさを提供し、特にメンバーへの罰ゲームはその迫力満点の演出で話題を呼んでいた。

罰ゲームの中身は過激で、メンバーが小さなハリセンで頭を叩かれた後に、山本が振る巨大ハリセンで顔面を打たれるというものだ。威力は絶大で、時には鼻血を出すシーンもあり、これが視聴者の間で物議を醸していた。特に山本自身が罰を受ける場合には、他のメンバーがその役割を担うこともあった。

番組の舞台設定

「ザ・スタンプ・ショー」は、いくつかのセット変更を経た。初回はアメリカの路地裏をイメージした背景が、その後はショータイムのステージ風の演出へと変わり、視覚的にも変化が楽しめる仕組みだった。視聴者はサイコロが投げられるたびに緊張感を味わい、その結果に一喜一憂するのが魅力となっていた。

視聴者からの反響

このコーナーでは視聴者から多くの苦情が寄せられたが、それでも人気は衰えず、なぜならそのエッジの効いた内容は他のバラエティ番組にはない魅力を放っていたからである。しかし、徐々に「いじめ助長」との意見も増え、コーナーは次第にフェードアウトすることになった。後には、同じメンバーが異なる形式の企画に登場することもあった。

「STAMP 8」の登場

この企画は2004年に新たに「STAMP 8」として復活した。初期のスタンプショーのルールを引き継ぎつつ、ゲストを加えて8面体のサイコロを使用することで、さらにスリリングな展開を見せた。新たなナレーターとしてセイン・カミュが採用されたことも新鮮な試みだった。

また、メンバーのキャラクターも変更され、岡村はマイケルに扮するなど、新しい視聴者にもアピールする工夫が施されていた。アトラクションとしても楽しまれる場面が増え、観客参加型の企画も進化を見せていた。

終息と影響

「ザ・スタンプ・ショー」は、2006年に山本が降板したことにより事実上終了を迎えたが、その影響はいまだに大きい。過激な罰ゲームの代名詞として記憶に残り、新たなバラエティ番組や企画の中にその理念が引き継がれている。どのように楽しむかや、視聴者にどのように映るかは、今も討論の余地が十分にあるテーマだと言える。

このように、「ザ・スタンプ・ショー」とその進化版「STAMP 8」は、テレビバラエティの歴史において特異な地位を占めており、そのエンターテインメント性は今後も語り継がれていくであろう。

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