THE SUN (日本のバンド)

THE SUNは、2007年9月に結成された日本のプログレッシブ・ロックバンドです。オルガン・シンセサイザー、ベース、ドラムという珍しい3ピース編成で、主にインストゥルメンタル楽曲を演奏しますが、一部にはボーカル曲も存在します。

概要

バンドはJSPA（日本シンセサイザープログラマー協会）主催のシンセサイザーコンテストに出場するために結成されました。コンテスト後も活動を継続し、2009年6月には1stアルバム「Progressive Syndrom」で全国デビューを果たしました。

THE SUNの音楽的な特徴は、プログレッシブ・ロック全盛時代以降に生まれた様々なジャンルの音楽を積極的に取り入れている点です。また、エマーソン・レイク・アンド・パーマー（ELP）を彷彿とさせる、技巧的でドラマチックな演奏スタイルも魅力の一つです。

ラジオ大阪の番組に出演した際、リーダーの西村太貴は自身の作曲スタイルについて、「映画を撮影する技術はないので、自分が監督をしている映画のサウンドトラックをイメージして作曲し、演奏している」と語っています。この発言からも、彼らの音楽が単なるインストゥルメンタルではなく、映画音楽のような物語性や情景描写を重視していることが伺えます。

メンバー

西村太貴（Key）：バンドのリーダーであり、キーボードを担当。作曲も手掛ける。
内山雅史（Bass）：ベースを担当。
陣（Dr）：ドラムを担当。

音楽性

THE SUNの音楽は、プログレッシブ・ロックを基盤としつつ、現代的な音楽要素を取り入れた、独自のサウンドが特徴です。ELPのようなクラシカルな要素に加え、ジャズ、フュージョン、現代音楽など、様々なジャンルの影響を感じさせます。インストゥルメンタルでありながら、聴き手を飽きさせない、ドラマティックな展開と、高度な演奏技術が彼らの音楽の魅力です。特に、西村太貴のシンセサイザープレイは、変幻自在で、時にオーケストラのように、時にロックギターのように、多様な音色を操り、楽曲に彩りを与えています。

外部リンク

公式サイト - ウェイバックマシン（2019年3月30日アーカイブ分）

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