THROUGH THE WINDOW

『THROUGH THE WINDOW～月に降る雪～』

河合奈保子が1985年12月12日にリリースした『THROUGH THE WINDOW～月に降る雪～』は、彼女の23枚目のシングルで、日本コロムビアから発売されました。このシングルは、河合がロサンゼルスで録音したアルバム「9 1/2 NINE HALF|9 1_2 NINE HALF」と同時期に発表され、特に注目された作品です。なお、EPの規格品番はAH-682です。

曲の概要

表題曲「THROUGH THE WINDOW〜月に降る雪〜」は、アメリカのロックバンド・プレイヤーのピーター・ベケットが作詞・作曲を担当しています。彼は1977年に発表した「ベイビー・カム・バック」のヒットで世界的に知られています。日本語の歌詞は、売野雅勇が手がけており、外国人作家の起用は河合奈保子のシングルとしては初めての試みです。

シングルのジャケットには、バーコードが付けられるようになり、音楽業界における新しい流れを感じさせる点も特徴的です。この時期、日本の音楽シーンではさまざまなスタイルの楽曲が生まれ、河合奈保子もその流れに乗って新しい表現を模索していました。

収録曲

このシングルには、以下の二曲が収録されています。

1. THROUGH THE WINDOW 〜月に降る雪〜
作詞・作曲：Peter Beckett
訳詞：売野雅勇
編曲：Tom Keane, Humberto Gatica

2. 白い影 〜ONLY IN MY DREAMS〜
作詞・作曲：Eric McClure, Meredith Stewart
訳詞：売野雅勇
編曲：Tom Keane, Humberto Gatica

どちらの楽曲も、彼女の歌唱力と表現力を存分に引き出しています。音楽的には、抒情的なメロディと力強いリズムが印象的で、聴く人の心に深く残る仕上がりになっています。

1985年の音楽シーン

1985年は日本の音楽史にとって重要な年であり、様々なアーティストが登場し、新たなジャンルやスタイルを確立しました。河合奈保子もその一員として、音楽的な進化を遂げていました。このシングルのリリースは、彼女のキャリアにおいて、さらなる幅を持たせる出来事だったと言えるでしょう。

おわりに

『THROUGH THE WINDOW～月に降る雪～』は、河合奈保子のアーティストとしての成長を象徴する作品であり、彼女にとって大切な一歩となったシングルです。この楽曲を通じて、聴き手は彼女の新たな魅力や表現の幅を感じることができるでしょう。音楽的な革新を求める彼女の姿勢は、今後の活動にも大いに影響を与えるに違いありません。

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