TM NETWORK RHYTHM RED TMN TOUR

MAXELL PRESENTS RHYTHM RED TMN TOUR

「RHYTHM RED TMN TOUR」は、日本の音楽ユニットTMNが1990年から1991年にかけて行ったツアーであり、TM NETWORK|TM_NETWORKからリブランドした後の初めてのツアーとして注目を集めました。テーマは「終末への疾走」で、既存のイメージを覆すような激しいロックスタイルのパフォーマンスで多くのファンを驚かせました。

ツアーの特徴

本ツアーでは、舞台装置に大縄跳びやサッカーボールを用い、メンバーたちの自由な演出も特徴的でした。演奏内容は生演奏が主体で、ミュージックシーケンサーはほとんど使われず、即興演奏が多く取り入れられました。さらに、音色の再現にはシンクラヴィアが6台使用され、音のクオリティにこだわった結果、シンクラヴィアを18℃以下に冷却するための専用の冷房室が設置されるという徹底ぶりでした。

当初はベーシストに浅田孟が起用される予定でしたが、最終的には浅倉大介がシンセベーシストとして参加することになりました。彼はバンド経験がない状態で、即興的なシンセベースの演奏を求められ、「とにかくスピード感があった」と振り返っています。このような創造的なアプローチは、観客に新しい音楽体験を提供しました。

ツアーのスケジュール

ツアーは全国15都市で40公演が行われ、多くのファンを魅了しました。1990年12月の新潟県民会館を皮切りに、1991年3月まで続きました。各地での公演はアクティブで、観客の反応も熱気に満ちていました。

主な公演日程

• - 1990年

- 12月10日 - 新潟県民会館
- 12月11日 - 新潟県民会館
- 12月13日 - 石川厚生年金会館
- 12月19日 - 名古屋国際会議場 センチュリーホール
- 12月25日 - 北海道厚生年金会館

• - 1991年

- 1月6日 - 鹿児島市民文化ホール
- 1月9日 - 福岡サンパレス
- 1月17日 - 広島郵便貯金会館
- 2月2日 - 郡山市民文化センター
- 3月6日 - 国立代々木競技場 第一体育館

セットリスト

公演ごとに曲目や順番が異なることもありましたが、代表的な曲としては「GET A WAY」「KISS YOU」「GET WILD」など、新旧のヒット曲が披露されました。観客はこれらの楽曲を生で体験できることに喜び、パフォーマンスの熱気は極めて高まりました。

主な楽曲一覧

• - 69/99
• - GET A WAY
• - TOMORROW MADE NEW
• - RHYTHM RED BEAT BLACK
• - GET WILD

サポートメンバー

楽器演奏においては、ギターには葛城哲哉、ドラムには阿部薫が参加し、シンセベースの役割は浅倉大介、ダンサーには林選、小林幸弘、後藤秀敏が加わりました。彼らのパフォーマンスが一体となり、ライブのクオリティを高めました。

結論

この「RHYTHM RED TMN TOUR」は、TMNの活動において重要なターニングポイントとなり、彼らの音楽の幅を広げるきっかけとなりました。このツアーを通じて、ファンに新たな音楽体験をもたらしたことは間違いありません。

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