TOKYO DESIGNERS WEEK

TOKYO DESIGNERS WEEKについて

TOKYO DESIGNERS WEEK（とうきょうデザイナーズウィーク）は、建築やインテリア、プロダクトデザイン、グラフィックアートなど、多岐にわたる生活デザインとアートが融合したクリエイティブなイベントです。このイベントは、生活環境デザインの未来を探求するとともに、国や文化を超えたクリエイターたちの交流の場でもあり、主催はTOKYO DESIGN WEEK株式会社です。

イベントの歴史と概要

1986年に始まった本イベントの前身は「デザイナーズサタデー」でしたが、1997年に現在の名称である「TOKYO DESIGNERS WEEK」に改称されました。2005年からは、明治神宮外苑絵画館前に中央会場を設け、より多くの人々にアートとデザインを楽しんでもらうための環境が整えられています。2013年からは会期が10日間に延長され、様々な展示やライブパフォーマンスが行われるようになりました。

しかし、2016年には悲劇的な事故が発生し、日本工業大学の学生による作品から出火し、多くの死傷者が出ました。この事故の影響で、2017年はイベントが中止に追い込まれました。その後も、2018年から2022年にかけては公式メッセージが発表されたのみで、開催が行われていませんでした。ただし、地方創生プロジェクト「ジャパンデザインウィーク」は順調に開催されています。

そして、2023年8月に、11月17日から19日までの開催が決定したことが発表され、7年ぶりの復活という期待が高まっています。

海外での展開とメディア

TOKYO DESIGNERS WEEKは、海外にも進出しており、2005年と2007年に参加しました。また、2014年のミラノサローネでは「TOKYO IMAGINE」というテーマで出展が予定されていました。日本が誇るデザイン文化を国際的な舞台でアピールする機会も広がっています。

さらに、このイベントに関連するテレビ番組も多く放送されています。『TOKYO DESIGN WEEK.tv -茂木健一郎の発想の種 IMAGINE-』は、2013年からBS日テレで放送され、多くの視聴者にデザインの魅力を伝えました。過去には、前身となる『TOKYO AWARD』や『TOKYO DESIGNERS WEEK.tv』などもありました。

2016年の事故以降は、番組は一時休止状態となり、再開されることはありませんでした。これにより、放送が終了し、公式サイトも閉鎖されました。出演者には茂木健一郎や市川紗椰など、様々な著名なクリエイターが名を連ねています。

クリエイターの集い

TOKYO DESIGNERS WEEKは、国内外の企業やブランド、学校、大使館、デザイナー、アーティスト、ミュージシャンなど、多様な参加者による展示で彩られています。多面的なクリエイティビティが集結し、訪れた人々は新たな発見や刺激を得ることができます。様々なセミナーやワークショップも開催され、参加者は直接デザインやアートに触れる機会を得ます。

これからもTOKYO DESIGNERS WEEKは、アートとデザインのヒューマンサイドを大切にし、クリエイティブな社会の形成に寄与していくことでしょう。

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