TURNING POINT (CHAGE and ASKAのアルバム)

アルバム『TURNING POINT』の概要

『TURNING POINT』は、チャゲ&飛鳥（現：CHAGE and ASKA）が1986年にリリースした7作目のオリジナル・アルバムです。このアルバムは1986年4月21日に公開され、当時のキャニオン・レコード（現在のポニーキャニオン）から販売されました。リリース後の数年にわたり、このアルバムはさまざまなフォーマットで再発売されており、1990年、1999年、2001年にはCDとして、また2009年にはSHM-CDとして再登場しました。

背景・リリース

このアルバムは、チャゲ&飛鳥がポニーキャニオンに移籍した後の初めてのオリジナル・アルバムであり、彼らの新たなスタートを示す作品でもあります。発売から5か月後には、次回作となる『MIX BLOOD』もリリースされ、彼らの活動が活発に進行していることが感じられます。特に2009年には、紙ジャケット・シリーズとしてSHM-CD仕様で再発売されたことも注目されます。

制作スタッフ

『TURNING POINT』の制作には多くの才能が集まりました。作詞家である澤地隆のデビュー作品であり、ジャケットデザインはアートディレクターの西本和民によるものです。彼は1990年代半ばまでチャゲ&飛鳥の多くの作品のジャケットを担当しており、そのデザインは今でも多くのファンに記憶されています。

収録曲の紹介

アルバムには、10曲が収録されています。代表的な楽曲には、シングルとしても発売された「モーニングムーン」や「砂漠のイリュージョン」、さらに「キューピッドはタップ・ダンス」や「ロンリー・ガール」などが含まれています。「モーニングムーン」はシングルバージョンよりも間奏が長く、特徴的なアレンジが施されています。

「砂漠のイリュージョン」や「キャンディー・ラブになり過ぎて」など、バラエティに富んだ楽曲が揃い、聴く人を引き込む魅力があります。「HIDARIMEが感じてる」は石川優子への提供曲として制作された経緯がありますが、アルバムにはASKAのセルフカバーが収録されており、独自の魅力を放っています。

活躍するミュージシャンたち

アルバムには、多くの優れたミュージシャンが参加しています。ドラムには山木秀夫や青山純、ベースには高水健司、キーボードには久石譲や福岡保子などが名を連ねています。これらのアーティストによる演奏は、チャゲ&飛鳥の音楽性を支える重要な要素となっています。

歴史的なライブパフォーマンス

「TURNING POINT」は、1986年に開催されたコンサート『Summer Explosion Series』横浜スタジアム公演のラストに演奏され、ASKAの過呼吸状態で歌い切る姿は、ファンの間で伝説として語り継がれています。このようなエピソードも、アルバムが持つ特別な魅力を後押ししています。

『TURNING POINT』は、チャゲ&飛鳥のキャリアの中で重要な位置を占める作品であり、音楽ファンにとっては聴く価値のあるアルバムです。作品に込められた情熱や思いは、今も多くの人々に影響を与え続けています。

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