『
TXNニュースワイド11』は、
1990年10月1日から1997年
9月26日まで、
テレビ東京(TXN)で放送されていた
平日昼のワイドニュース番組です。
概要
当時としては珍しい、1時間枠(11:00 - 12:00)の大型ニュースワイド番組として放送されていました。
テレビ東京の伝統である「ニュース番組における他局競合時間帯を避けた編成」というスタイルがこの番組にも適用され、ストレートニュースは他局の昼前・昼ニュース放送時間帯よりも大幅に早い11時台前半に放送されていました。また、『
NBCナイトリーニュース』の一部もオープニング付きで放送されていました。11:30からは『株式ニュース』(前場終値)を内包していました。
阪神・淡路大震災や
オウム真理教事件といった重大なニュースが発生した際には、放送時間を繰り上げて対応することがありました。
番組全体としては、TXN系列の強みである経済ニュースの比率が他局系列よりも高い傾向にありましたが、後の『NEWS MARKET 11』と比較すると、一般的なニュース内容も多く取り扱っていました。
放送開始当初は、航空アナリストの中村浩美がメインキャスターを務めていたことでも知られています。また、4代目キャスターの高原寛司は、ハスキーな声に対する視聴者からの苦情などがあり、1996年6月10日に「喉にポリープがある」という理由で降板しました。
天気予報担当の矢玉みゆきは、この番組で長きにわたって担当していました。
番組終了後、
テレビ東京系列の昼ニュースは、『ニュースウォッチ』(10分)と『株式ニュース』(20分番組)に分割され、規模が縮小されました。それ以来、TXNの
平日昼ニュースは「11時から、10分程度の一般ニュースと15 - 20分の前場終値」という形式を踏襲しています。また、当時、同系列では『
TXNニュースワイド 夕方いちばん』の放送を開始し、夕方のニュース番組に力を入れることとなりました。
岐阜放送は、当番組からTXN昼ニュースのネット受けを開始(1992年4月)しましたが、2010年10月の改編で終了しました。
歴代キャスター
(特記のない人物は当時
テレビ東京アナウンサー)
関連項目
* NEWS MARKET 11 - 『ニュースウォッチ』と『株式ニュース』を統合した新番組。2004年放送開始。