TYSナウ

TYSナウ

『TYSナウ』（ティーワイエス ナウ）は、山口県を放送対象地域とするテレビ局、テレビ山口（TYS）で平日の夕方に放送されていたローカルワイドニュース番組です。

概要

本番組は、テレビ山口のそれまでの夕方ニュース番組であった『TYSニュース6』の内容を拡充・刷新する形で、1992年10月に放送を開始しました。以降、約8年半にわたり、山口県内の様々なニュースを伝え、地域情報の中心的な役割を担いました。番組は2001年3月をもって終了し、その役割は後継番組である『TYS夕やけニュース21』へと引き継がれました。

放送時間は、番組開始から大半の期間で、午後6時30分からのスタートでした。しかし、番組終了が近づいた2000年4月からは、放送開始時刻が繰り上げられ、午後6時18分からの放送となりました。

番組内の天気予報コーナーについては、前番組である『TYSニュース6』から引き続き、大谷重治氏が途中まで担当を務めました。

番組の制作環境については、1998年にテレビ山口の放送スタジオが移転した際に更新され、スタジオからの映像はハイビジョン収録に対応しました。しかし、外部からの取材VTRなどのニュース素材については、引き続き4:3画角の標準画質（SD）での使用に留まりました。

土曜日の放送

番組開始当初、『TYSナウ』は平日（月曜日から金曜日）に加え、土曜日にも放送される帯番組として編成されており、毎週土曜日の午後6時から午後6時30分まで放送されていました。これは、前身番組である『TYSニュース6』土曜版の時間枠を引き継いだものです。テレビ山口の土曜夕方ニュース枠は、かつて『サタデー6』を経て『TYSニュース6』となった経緯があり、本番組の土曜版はその流れを汲んでいました。

しかし、1990年頃の番組編成変更（別の番組の土曜夕方への移動や、それに伴う新たなローカル枠の設定など）の影響を受け、土曜日の『TYSナウ』は廃止されることとなりました。以降は、平日のみの放送となりました。

深夜の短縮版

番組が終了する直前の時期、具体的には2000年4月頃からは、深夜の時間帯に、その日の夕方放送された『TYSナウ』の内容を短くまとめた短縮版が放送されるようになりました。この深夜版は、『mix』など、その後のテレビ山口の深夜ローカルニュース枠においても継続して放送されました。

内容は、その日の夕方放送されたニュースの中から主要な項目を短く編集したもので、番組の最後は山口県内の詳しい天気予報で締めくくられる構成となっていました。

歴代キャスター

『TYSナウ』のメインキャスターは、番組の放送期間中に一度交代がありました。

横溝洋一郎氏：番組開始の1992年10月から1998年3月までメインキャスターを務めました。
伊賀透浩氏：1998年4月から番組終了の2001年3月までメインキャスターを務めました。
* 深沢佳代氏：番組開始から終了までの全期間にわたり、キャスターとして出演しました。

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