YUKI 10thオリジナルアルバム『Terminal』
YUKIの10枚目のオリジナル
アルバム『Terminal』は、2021年
4月28日に
エピックレコードジャパンから発売されました。前作『forme』から約2年3ヶ月ぶりとなる本作は、YUKIの新たな音楽的探求と表現が詰まった作品となっています。
本作は、初回生産限定盤(CD+DVD)、通常盤(CDのみ)、完全生産限定盤(アナログ盤2枚組)の3形態でリリース。CD2形態は
4月28日、アナログ盤は7月28日に発売されました。収録曲は全仕様共通で、
シングル『Baby, it's you』、『My lovely ghost』を含む全13曲。YUKI自身が作詞作曲を手がけた『チューインガム』、『灯』、そしてドラム演奏を担当した『Sunday Service』も収録されています。
オリコン週間デジタル
アルバムランキングでは1位を獲得し、Billboard JAPANダウンロード・
アルバム・チャートでも1位を獲得するなど、デジタルランキングで高い評価を得ました。
制作背景
『Terminal』は、YUKIが「自分の知らない世界をもっと知りたい」という思いから、奥野真哉(
ソウル・フラワー・ユニオン)、
今井了介、LASTorderといった新たな才能との共同制作に挑戦した作品です。2020年初頭から制作がスタートしましたが、
新型コロナウイルス感染拡大の影響で一時中断。しかし、YUKIは「メロディに乗せて歌詞を書き、それを歌うことが私にとって一番の“自由”」という思いから制作を再開しました。
楽曲について
『Sunday Service』では、YUKIがかつて所属していたバンド
Mean Machineで担当していたドラムを自ら演奏。また、『ご・く・ら・く terminal』は、
Nintendo Switchのゲーム『
あつまれ どうぶつの森』からインスピレーションを得て制作されました。ゲーム上で友人と再会した感動から生まれた「Terminal」というキーワードが、楽曲の核となっています。
タイトルに込められた意味
アルバムタイトルである「Terminal」は、本来「終点」という意味を持ちますが、本作では「エアターミナルやバスターミナルのように、人と人が出会う場所、人が集まる場所」という意味が込められています。YUKIは、「ターミナルはそこが終わりではなく始まりの場所。最終地点でもあり出発地点でもある」と語り、出会いと始まりの場所としての「Terminal」を表現しています。
収録曲
Baby, it's you
My lovely ghost
チューインガム
灯
Sunday Service
ご・く・ら・く terminal
他
YUKI concert tour "Terminal G" 2021
アルバムリリース後には、全国12都市を巡るホールツアー『YUKI concert tour “Terminal G” 2021』を開催。コロナ禍の中、全24公演を完走しました。公演では、開演前にラヴェルの『ボレロ』が流れ、退場時にはボブ・マーリーの『No Woman, No Cry』が流れるなど、演出にも工夫が凝らされていました。
現在、YUKIの公式YouTubeチャンネルでは、当公演の一部が公開されています。
外部リンク
YUKIオフィシャルサイト
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YUKI YouTube Official Channel