The Elder Scrolls V: Dawnguard

The Elder Scrolls V: Dawnguard

『The Elder Scrolls V: Dawnguard』（ジ・エルダースクロールズ・ファイブ・ドーンガード）は、Bethesda Game Studios が開発し、ベセスダ・ソフトワークスが発売したアクションRPG『The Elder Scrolls V: Skyrim』の公式アドオン第一弾です。吸血鬼の脅威と、それに立ち向かうヴァンパイアハンター「ドーンガード」の活躍を描いた重厚なストーリーが特徴です。

ストーリー

物語は、太陽を滅ぼし吸血鬼の支配を目論む古代の吸血鬼一族「Volkihar Clan」の長、ハルコンの復活から始まります。ハルコンは、目的達成のため古代の Elder Scrolls の力を行使しようとします。一方、ヴァンパイアハンター集団「ドーンガード」は、ハルコンの野望を阻止すべく立ち上がります。

主人公「ドラゴンボーン」は、ドーンガードに加勢してハルコンを討つか、あるいは Volkihar と手を結ぶかを選択できます。物語は、ヴァンパイアハンターが新メンバーを募集しているという噂を聞きつけたり、衛兵から情報を得たりすることで幕を開けます。

特徴

『Dawnguard』では、プレイヤーは吸血鬼「ヴァンパイア・ロード」に変身する能力を得るか、ヴァンパイアから Skyrim の人々を守るヴァンパイアハンターとして生きるかを選択できます。この選択により、ゲームの展開は大きく変化します。

新しいクエストとロケーション

本編とは独立した新しいクエストやロケーションが多数追加されます。特に注目すべきは、オブリビオンの領域「ソウル・ケルン」です。また、リフテンの地下には、プレイヤーキャラクターの容姿を変更できるキャラクターが登場します。

新しい敵と武器

本編のドラゴンと同様に、ドラゴン・ソウルを吸収できる「伝説のドラゴン」が登場します。また、クロスボウなどの新しい武器や防具が追加され、戦闘スタイルに多様性をもたらします。クロスボウは、通常の弓よりも装填に時間がかかるものの、装填したまま持ち運ぶことができます。

ヴァンパイア・ロードとウェアウルフ

吸血鬼陣営に加わることで、ウェアウルフと同様に「ヴァンパイア・ロード」に変身できるようになります。ヴァンパイア・ロードとウェアウルフには、それぞれ専用のスキルツリーが用意されており、変身時に敵を倒すことでスキルを習得できます。

その他の特徴

移動に便利な幽霊の馬を召喚できる魔法が追加
ドラゴンの骨から強力な武器を作成可能

リリース

『Dawnguard』は、2012年6月26日に Xbox 360 版が先行リリースされ、その後、Windows 版、PlayStation 3 版が順次リリースされました。日本語版も、Xbox 360 版が2012年7月31日に、PC 版が2012年10月5日に、PlayStation 3 版が2013年3月19日にリリースされています。

構想

プレイヤーは、ドーンガードのメンバーに直接接触するか、街の衛兵からの噂を耳にすることで、拡張パックのクエストラインを開始できます。ドーンガードに加入すると、リフテン近くの Dayspring Canyon にある Fort Dawnguard に向かうことになります。そこで、ドーンガードの指揮官イスランから、吸血鬼を根絶するための協力を要請されます。

一方、吸血鬼側では、Elder Scroll を背負った吸血鬼の娘、セラーナに出会います。彼女を父親である Vampire Lord Harkon の元へ送り届けることで、ヴァンパイア・ロードに変身する機会を得られます。

脚注

『Dawnguard』のストーリーは、『The Elder Scrolls V: Skyrim』本編とは独立しています。
インストール時期に関わらず、既存のセーブデータやクエストの進行に影響はありません。

外部リンク

The Elder Scrolls（英語）
The Elder Scrolls（日本語）
* The Elder Scrolls V: Dawnguard - IMDb（英語）

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