NCT DREAMデビューシングル『The First』:若き才能が放つ初恋の輝き
2017年2月9日、Dreamusより発売されたNCT DREAMのデビュー
シングル『The First』は、平均年齢15.6歳というフレッシュなメンバーたちによる、瑞々しい感性とエネルギーに満ちた作品です。 タイトル曲「My First and Last」をはじめ、5曲を収録。デビュー前から話題を呼んだデジタル
シングル「Chewing Gum」も含まれています。
タイトル曲「My First and Last」:初恋の純粋さを歌い上げる
「My First and Last」は、初恋が最後の恋となるような、揺るぎない想いを表現した、ファンキーな楽曲です。10代の少年の堂々とした愛の告白が、力強くも繊細に歌われています。 シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』のロミオをモチーフにしている点も、楽曲に深みを与えています。歌詞は、韓国語バージョンと、より多くのファンに届けるために中国語バージョンも制作されました。作曲にはAugust Rigo、Justin Davey、Ryan S. Jhunといった実力派プロデューサーが参加しています。
リメイク曲「Dunk Shot」:青春の爽快感
1993年に発表されたイ・スンファンの楽曲「Dunk Shot」を、NCT DREAMがポップロック調に大胆にアレンジ。 オリジナルの持つノスタルジックな雰囲気を残しつつ、現代的なサウンドに昇華されています。 バスケットボールのダンクシュートのような、爽快感と達成感を歌詞に込めた、エネルギッシュな楽曲です。編曲はKENZIEが担当し、新たな魅力を引き出しています。
デビュー曲「Chewing Gum」:ホバーボードが印象的なデビュー作
「Chewing Gum」は、NCT DREAMの鮮烈なデビューを飾った楽曲です。 メンバー全員が中学生・高校生という若さでデビューしたこともあり、大きな話題を集めました。 楽曲の特徴は、なんといっても
ホバーボードを使用した斬新な振り付け。 明るく楽しい雰囲気のティーンポップダンス曲で、Chewing Gumを媒介とした、初々しい恋心を表現しています。 韓国語版と中国語版のミュージックビデオが公開され、Mnet『M COUNTDOWN』でのパフォーマンスも記憶に残るデビューとなりました。
残念ながら、メンバーの
ジェミンは、椎間板ヘルニアの治療に専念するため、『The First』の音楽活動には参加していませんでした。 彼の復帰を待ち望むファンの声も多く聞かれたほど、彼の存在はグループにとって大きなものだったと言えるでしょう。
チャートにおける成功
『The First』は、韓国ガオンチャートのアルバムランキングで1位を獲得するなど、商業的な成功も収めました。 SBS MTV『THE SHOW』の100回特集の生放送で1位を獲得したことは、グループにとって大きな自信と励みになったに違いありません。 この成功は、NCT DREAMの才能と、彼らの音楽を愛する多くのファンによって支えられた証と言えるでしょう。
まとめ
『The First』は、NCT DREAMの若々しい魅力と、高い音楽性を余すことなく示した、記念碑的なデビュー
シングルです。 タイトル曲「My First and Last」の純粋な恋心、リメイク曲「Dunk Shot」の爽快感、そしてデビュー曲「Chewing Gum」の斬新さ、いずれもNCT DREAMの個性を際立たせています。 彼らの未来を予感させる、輝かしいデビュー作と言えるでしょう。