2007年6月23日、
ネバダ州ラスベガスのザ・パールにおいて、
総合格闘技団体UFCによる大会『
The Ultimate Fighter 5 Finale』(別名『
The Ultimate Fighter: Team Pulver vs. Team Penn Finale』)が開催されました。この大会は、人気
リアリティ番組『
The Ultimate Fighter』シーズン5の最終戦として注目を集めました。
大会を彩った激戦
今大会の白眉は、何と言っても『
The Ultimate Fighter』シーズン5ライト級トーナメント決勝戦です。ネイサン・ディアス選手がマニー・ガンブリャン選手を相手に勝利し、トーナメント優勝を掴みました。
さらに、メインイベントでは、
BJ・ペン選手とジェンス・パルヴァー選手による5年ぶりの再戦が実現。両雄のプライドをかけた激戦は、
BJ・ペン選手の鮮やかな一本勝ちで幕を閉じました。
注目のUFCデビューを飾ったのは、キャリア6戦全勝のダグ・エヴァンス選手です。この大会を足掛かりに、後の活躍へと繋がる重要な一歩となりました。
記憶に残る試合結果
プレリミナリィカードからメインカードまで、数々の熱戦が繰り広げられました。以下、主な試合結果です。
プレリミナリィカード
第1試合:マット・ワイマン ○ vs × ブライアン・ゲラティー(1R 2:09 TKO)
第2試合:レオナルド・ガルシア ○ vs × アラン・ベルーベ(1R 4:22 チョークスリーパー)
第3試合:グレイ・メイナード - vs - ロバート・エマーソン(2R 0:39 無効試合)
第4試合:コール・ミラー ○ vs × アンディ・ウォン(1R 1:10 TKO)
第5試合:ジョー・ローゾン ○ vs × ブランドン・メレンデス(2R 2:09
三角絞め)
メインカード
第6試合:ロジャー・ウエルタ ○ vs × ダグ・エヴァンス(2R 3:30 TKO)
第7試合:ターレス・レイチ ○ vs × フロイド・スウォード(1R 3:50
肩固め)
第8試合:ネイサン・ディアス ○ vs × マニー・ガンブリャン(2R 0:20 ギブアップ)※ディアス選手トーナメント優勝
* 第9試合:
BJ・ペン ○ vs × ジェンス・パルヴァー(2R 3:12 チョークスリーパー)
グレイ・メイナード選手とロバート・エマーソン選手による試合は、両者ダウンを喫する激しい展開となり、「ファイト・オブ・ザ・ナイト」に輝きました。また、「ノックアウト・オブ・ザ・ナイト」はコール・ミラー選手、「サブミッション・オブ・ザ・ナイト」はジョー・ローゾン選手が受賞し、それぞれ40,000ドルのボーナスを獲得しました。
大会を彩った様々な要素
『
The Ultimate Fighter 5 Finale』は、トーナメント決勝、注目の再戦、そして新星選手のデビューと、多くの見どころが詰まった大会となりました。各選手の熱い闘志、そして会場を包み込んだ興奮は、今も多くのファンの記憶に刻まれていることでしょう。この大会は、UFCの歴史において重要な一ページを飾るものとなりました。