The Ultimate Fighter: Team Rampage vs. Team Forrest Finale

The Ultimate Fighter 7 Finale 大会詳細解説

2008年6月21日、ネバダ州ラスベガスのザ・パールにて開催された『The Ultimate Fighter: Team Rampage vs. Team Forrest Finale』（通称TUF 7 Finale）は、UFCが主催する総合格闘技イベントです。リアリティ番組『The Ultimate Fighter』シーズン7のフィナーレとして開催されたこの大会は、数々の激闘とドラマを生み出しました。

大会を彩った注目カード

今大会の最大の注目は、何と言ってもTUFシーズン7ミドル級トーナメント決勝戦でした。プロデビュー戦となったアミール・サダロー選手が、CB・ダラウェイ選手を相手に腕ひしぎ十字固めで一本勝ち。見事トーナメント優勝を掴みました。

メインイベントでは、TUFシーズン3優勝者であるケンドール・グローブ選手と、元UFC世界ミドル級王者エヴァン・タナー選手によるミドル級戦が実現。激しい打ち合いを制したのはグローブ選手で、2-1の判定勝ちを収めました。この試合は、タナー選手にとって最後の試合となりました。

その他にも、NABC MMAミドル級王者ダンテ・リベラ選手や、キャリア6戦全勝のCB・ダラウェイ選手など、実力派選手がUFCにデビューを果たした大会でもありました。当初予定されていたティム・クレデュー選手対ケイル・ヤーブロー選手のミドル級戦は、残念ながら中止となりました。

試合結果詳細

以下に、プレリミナリィカードとメインカードの試合結果を詳細にまとめます。表記は「勝者 vs. 敗者」とし、勝利方法とラウンド、時間（該当する場合）を記載します。

プレリミナリィカード

第1試合：○ロブ・キモンズ vs. ×ロブ・ヤント (1R 3:58 フロントチョーク)
第2試合：○ディーン・リスター vs. ×ジェレミー・ホーン (1R 3:52 フロントチョーク)
第3試合：○マット・ブラウン vs. ×マット・アローヨ (2R 3:40 TKO（レフェリーストップ：パウンド）)
第4試合：○ドリュー・マクフェドリーズ vs. ×マービン・イーストマン (1R 1:08 TKO（レフェリーストップ：スタンドパンチ連打）)
第5試合：○ダスティン・ヘイズレット vs. ×ジョシュ・バークマン (2R 4:46 腕ひしぎ十字固め)

メインカード

第6試合：○マット・リドル vs. ×ダンテ・リベラ (3R終了 判定3-0（30-27、30-27、29-28）)
第7試合：○スペンサー・フィッシャー vs. ×ジェレミー・スティーブンス (3R終了 判定3-0（29-28、29-28、29-28）)
第8試合：○ディエゴ・サンチェス vs. ×ルイージ・フィオラヴァンティ (3R 4:07 TKO（レフェリーストップ：跳び膝蹴り→パウンド）)
第9試合（TUF 7ミドル級トーナメント決勝戦）：○アミール・サダロー vs. ×CB・ダラウェイ (1R 3:02 腕ひしぎ十字固め)
第10試合：○ケンドール・グローブ vs. ×エヴァン・タナー (3R終了 判定2-1（28-29、30-26、30-26）)

大会表彰

今大会では、以下の賞が授与され、受賞者には20,000ドルのボーナスが贈られました。

ファイト・オブ・ザ・ナイト：ダスティン・ヘイズレット vs. ジョシュ・バークマン
ノックアウト・オブ・ザ・ナイト：ドリュー・マクフェドリーズ
* サブミッション・オブ・ザ・ナイト：ダスティン・ヘイズレット

まとめ

TUF 7 Finaleは、TUFトーナメントの興奮、元王者タナー選手の最後の試合、そして新星たちの台頭と、盛りだくさんの内容で記憶に残る大会となりました。数々の名勝負が繰り広げられ、UFCの歴史に新たな一ページを刻んだと言えるでしょう。各選手の活躍、そして大会全体の盛り上がりは、総合格闘技ファンにとって忘れられない瞬間となったはずです。各試合の結果、ボーナス受賞者、そして大会を彩った名勝負の数々は、今もなお語り継がれるUFCの歴史の一部となっています。

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