The end of shite

「the end of shite」（ジ エンド オヴ シャイト）は、2002年2月6日にエピックレコードジャパンからリリースされたYUKIのソロデビューシングルです。JUDY AND MARY解散後、初のソロ作品として注目を集めました。

このシングルの最大の特徴は、全収録曲の作詞・作曲・プロデュースを日暮愛葉（SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER）が担当している点です。YUKIは作詞・作曲には一切関わっておらず、シングル曲でYUKI自身が作詞を行っていないのは、この楽曲のみとなっています。

表題曲「the end of shite」は、トヨタ自動車「WiLL VS」のCMソングとして使用され、YUKI自身もCMに出演しました。楽曲は、日暮愛葉独特の世界観が色濃く反映された、エッジの効いたロックナンバーです。

しかし、この楽曲のPVは、一部で物議を醸しました。YUKIがスカートに手を入れるという描写が、あまりにも過激であるとして、放送禁止とする番組が多数存在したのです。この問題となった描写は、ジャケット写真にも使用されています。YUKIは、この表現について「ソロになって初めてだということで『一人で勝手に始めちゃうわよ』という意味を込めた」と語っています。（five-starのライナーノートより）

カップリングには、「bed」と「Count Backwards」が収録されています。これらの楽曲も、日暮愛葉が作詞・作曲・編曲を手掛けており、シングル全体を通して、彼女の個性が際立つ作品となっています。

2003年9月10日には、日暮愛葉自身のシングル「NEW LIFE」に、「the end of shite」のセルフカバーが収録されました。オリジナルとは異なるアレンジで、新たな魅力を引き出しています。

「the end of shite」は、YUKIのソロキャリアのスタートを飾る、重要な作品であると同時に、彼女の新たな表現への挑戦を示す作品と言えるでしょう。

収録曲

1. the end of shite
2. bed
3. Count Backwards

収録アルバム

PRISMIC（#1）
BETWEEN THE TEN（#2, 3）

もう一度検索