The note of my eighteen years

『The note of my eighteen years』（ザ ノート オブ マイ エイティーン イヤーズ）は、シンガーソングライター竹井詩織里が2003年にリリースした初のカバーミニアルバムです。CDコードはTCR-016。

このアルバムは、彼女が18歳の時に感じた音楽への情熱と、様々なジャンルへの挑戦を表現した作品となっています。単なるカバーアルバムに留まらず、竹井詩織里ならではの解釈とアレンジが加えられた楽曲が収録されており、彼女の音楽的なルーツと、新たな表現への試みが感じられます。

収録曲は以下の通りです。

Fly me to the moon
夏の恋人
The fool on the hill
Love is blind
You'd be so nice to come home to
優しい陽射し -JAFFA REMIX-

誰もが一度は耳にしたことがあるであろうスタンダードナンバー「Fly me to the moon」は、原曲の持つロマンチックな雰囲気を残しつつも、竹井詩織里の透明感のある歌声によって、より洗練された印象に仕上がっています。

「夏の恋人」は、オリジナルは日本のポップスですが、ジャジーなアレンジが施され、原曲とは異なる大人の雰囲気を醸し出しています。竹井詩織里の歌唱表現も、原曲の可愛らしさから、少し憂いを帯びたものへと変化しています。

ビートルズの「The fool on the hill」は、原曲の持つ幻想的な世界観を大切にしつつ、彼女ならではの解釈が加えられています。アコースティックなサウンドと、彼女の繊細な歌声が、楽曲の持つ叙情性をより一層引き立てています。

「Love is blind」は、ジャズのスタンダードナンバーで、多くのアーティストによってカバーされていますが、竹井詩織里バージョンは、彼女の個性的な歌声と、洗練されたアレンジによって、新たな魅力を放っています。

「You'd be so nice to come home to」も、ジャズのスタンダードナンバーであり、温かく、心地よい雰囲気が特徴的な楽曲です。竹井詩織里の歌声は、聴く人を優しく包み込み、安らぎを与えてくれます。

自身の楽曲である「優しい陽射し」は、JAFFA REMIXとして新たな姿で収録されています。原曲の持つ爽やかさに、エレクトロニカの要素が加わり、よりダンサブルで、都会的なサウンドに生まれ変わっています。

『The note of my eighteen years』は、竹井詩織里の音楽的な才能と、表現力を見事に表現した作品と言えるでしょう。彼女のファンはもちろん、幅広い音楽ファンにおすすめできる1枚です。

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