Tokyo Metro To Me CARD

Tokyo Metro To Me CARDとは

Tokyo Metro To Me CARD（トウキョウメトロ トゥーミーカード）は、東京地下鉄と連携して発行されるクレジットカードです。これは2007年に導入されたICカード方式の公共交通共通乗車カード『PASMO』と関連しており、東京メトロの利用をより便利にするためのカードとなっています。

概要

このカードは、ジェーシービー (JCB)、クレディセゾン、UFJニコス（現・三菱UFJニコス）という三社との提携のもとで提供され、クレジットカードの受付が開始されました。カード名の「To Me」は、「Tokyo Metro」の頭文字と、英語の「to me」（私のために）を組み合わせたものとして知られています。申し込みの受付は2007年2月から始まり、その際にはメトロ車両内での広告も行われました。

カードの種類

Tokyo Metro To Me CARDは、2007年に最初の3種類が発行され、各ブランドに一般カードとゴールドカードが用意されています。これにより、合計10のブランドラインナップが揃いました。具体的には、以下のカードがあります：

• - Tokyo Metro To Me CARD JCB (国際ブランド:JCB)
• - Tokyo Metro To Me CARD UC (国際ブランド:VISAまたはMasterCard)
• - Tokyo Metro To Me CARD NICOS (国際ブランド:VISAまたはMasterCard)

それぞれは、単体型とPASMO一体型という2種類があり、前者は「Tokyo Metro To Me CARD」、後者は「Tokyo Metro To Me CARD PASMO」として位置づけられます。オートチャージ機能を利用するためには、カード発行時または後に記名PASMOを申し込む必要がありますが、一体型は初めからPASMO機能が組み込まれています。

一般カードの年会費は永年無料として知られていますが、2012年以降は新規申し込みが制限されるなどの変化がありました。年会費が発生する「To Me CARD Prime」も登場し、カードの利用に応じて年会費が無料になる特典が設けられています。

ソラチカカード

さらに、ANAのハウスカードである『ANAカード』と「Tokyo Metro To Me CARD PASMO」を結びつけた『ソラチカカード』が2012年に登場しました。ANAと東京メトロの提携により、ポイントサービスの相互利用などが可能となり、ANAマイレージクラブにも対応しています。ANAの交通系ICカードとしては、Suicaに続く位置付けです。このカードは、通常の利用時には年会費が発生しますが、他のANAカードとの重複保有が可能です。

メトロポイント

Tokyo Metro To Me CARDを利用することで得られるポイントサービス『メトロポイント』が存在します。このポイントは、地下鉄利用時や提携店舗での電子マネー利用に応じて付与されます。特に、利用頻度に基づいたポイント付与は、利用者にとって魅力的な要素です。メトロポイントはPASMOの残高チャージや提携ポイントプログラムへの移行が可能ですが、直接的な利用はできません。

このように、Tokyo Metro To Me CARDは東京メトロの利用を便利にし、クレジットカードとしても多くの特典を有しています。特に、年会費が無料の一般カードは、通勤通学に便利なオプションとして広く重宝されています。

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