Tomorrow's chance

茅原実里の6枚目のシングルとして2009年6月3日にリリースされた「Tomorrow’s chance」は、前作「Paradise Lost」から約7ヶ月ぶりの作品です。このシングルからGloryHeavenレーベルからのリリースとなりました。

概要

作詞: 畑亜貴
作曲: 菊田大介（Elements Garden）

初回限定盤はスリーブパッケージ仕様で、茅原実里初の野外ライブ「Minori Chihara Live 2009 "SUMMER CAMP"」の先行予約シリアルナンバーが封入されていました。

表題曲「Tomorrow's chance」は、

音楽情報番組『Run Run LAN!』2009年6月度オープニングテーマ
ウェブラジオ『茅原実里のradio minorhythm』6代目オープニングテーマ

として使用されました。

カップリング曲「Sunshine flower」は、同ラジオのエンディングテーマとして使用されています。

2009年6月4日から秋葉原UDXビル大型ビジョンにてPVが放映され、茅原実里によると「Tomorrow's chance」は、菊田大介が『Minori Chihara Live Tour 2009 〜Parade〜』の東京公演を見て生まれた曲とのことです。2010年4月7日発売の『Message 03』には、表題曲のPVが新規収録されています。

批評

CDジャーナルは、「疾走感溢れるビートが印象的なロックテイストの曲であり、『私達の未来は一つではなく、たくさんのトビラがある。その眠っているトビラを開けにいこう』という力強いメッセージ性がある楽曲。」と評価しています。

収録曲

1. Tomorrow’s chance
作詞：畑亜貴
作曲・編曲：菊田大介（Elements Garden）

茅原実里はこの楽曲を製作できたことを非常に喜んでおり、ライブツアーを通じてファンとの出会いに触発されて生まれたと語っています。菊田大介がライブツアーの東京公演を観覧した際に自然と生まれた曲であり、「この歌を聴いたみんなが自らの力で一歩前に踏み出そう!という気持ちになるような歌詞にして欲しい」と畑亜貴に依頼したとのことです。
この楽曲のポジティブさに茅原自身も助けられ、ファンからのエネルギーがこの歌を生み出したと語っています。

2. Sunshine flower
作詞：畑亜貴
作曲：俊龍、編曲：藤田淳平（Elements Garden）

ファンとライブで一緒に盛り上がることを想定して製作され、「どうしたらみんなも一緒に楽しんでもらえるだろう?」という点を考慮して制作されました。間奏にはバンドメンバーそれぞれの楽器ソロも含まれており、メンバーも一緒に楽しめる楽曲です。
2009年8月の『Minori Chihara Live 2009 "SUMMER CAMP"』で初めて歌唱され、リハーサルの際にイメージ通りであったため「この曲を選んで間違いなかった」と感じたとのこと。ライブの本番では観客と共に合唱し、素顔を見せる大切な歌になったと語っています。

3. Tomorrow's chance（off vocal）
4. Sunshine flower（off vocal）

FM-FUJI『茅原実里のミスサンシャイン』オープニングテーマとしても使用されました。

このシングルは、茅原実里の音楽活動において重要なターニングポイントとなり、その後の彼女の音楽性に大きな影響を与えました。「Tomorrow’s chance」は、困難に立ち向かう勇気を与えてくれる、今もなお色褪せない名曲と言えるでしょう。

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