Triple vision

トリプルヴィジョン・エンタテインメント

トリプルヴィジョン・エンタテインメント（TRIPLE VISION entertainment）は、日本の東京都に本拠を置く、音楽制作プロダクションおよびレコード・レーベルです。2006年11月に設立されて以来、主にロック、特にエモ、スクリーモ、ポスト・ハードコアといったジャンルに特化した活動を展開しています。

レーベルの主要な活動は、国内外のアーティストによる音楽CDの企画・制作、そしてリリースです。特に海外の人気ロックバンドの日本盤リリースを数多く手がけており、ザ・デビル・ウェアーズ・プラダやアレサナといった著名なアーティストの作品を日本のリスナーに届けてきました。こうした実績により、トリプルヴィジョン・エンタテインメントは日本のロックシーンにおいて、重要な位置を占めるレーベルの一つとして広く認識されています。

音楽CDリリースに加え、多様なジャンルのコンピレーションCD企画にも力を入れています。コンセプト設定、選曲、そしてヴィジュアルデザインに至るまで、企画全体をプロデュースし、メジャー・インディーを問わず、幅広い分野にサービスを提供しています。これは単なるレーベル活動に留まらず、音楽業界における制作チームとしての多角的な側面を示しています。

また、海外からバンドを招聘する形での自主イベントやツアーの企画・運営も積極的に行っています。「スクリーム・アウト・フェスト（SCREAM OUT FEST）」や「スクリーム・アウト・パーティー」といったイベントは、国内外のアーティストが共演する機会を提供し、日本の音楽シーンを活性化させる役割を果たしています。こうしたイベントは、レーベルが取り扱うアーティストのライブパフォーマンスをファンに直接届ける貴重な場となっています。

レーベル活動と並行して、国内アーティストのマネージメントも行っています。HER NAME IN BLOODやキバオブアキバといったバンドの活動をサポートし、彼らの成長に貢献しています。

2016年には、新たな取り組みとして「TRIPLEVISION marketing」という部門を設立しました。この部門は、特にこれから活躍を目指す若手バンドに対し、プロモーションや流通面でのサポートを提供することを目的としています。これは、レーベルが培ってきたノウハウを次世代のアーティスト育成に活かそうという試みであり、日本の音楽シーンの未来を見据えた活動と言えるでしょう。

トリプルヴィジョン・エンタテインメントがこれまでにリリースしてきた海外アーティストには、Asking Alexandria, blessthefall, Pierce The Veil, We Came As Romans, The Word Alive, Peripheryなどが、国内アーティストにはHER NAME IN BLOOD, NEW BREED, Paleduskなどが名を連ねています。また、有名なコンピレーションシリーズ「Punk Goes Classic Rock」や「Punk Gose Pop3」の日本盤も手掛けており、幅広い音楽ジャンルへの関与を示しています。

設立から現在に至るまで、トリプルヴィジョン・エンタテインメントは、特色ある音楽性を持つ国内外のアーティストを日本に紹介し、イベントを通じてファンとの交流の場を提供することで、日本のラウド・ロックシーンの発展に寄与し続けています。

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