竹内まりやの通算4枚目のベスト
アルバム『Turntable』は、
2019年9月4日に
ワーナーミュージック・ジャパンからリリースされました。この
アルバムは、デビュー40周年を迎えた竹内の音楽の集大成でもあります。3枚組構成で、それぞれ異なるテーマが設定されていることが特徴です。楽曲は過去の名曲に加え、レア音源や新録音も含まれており、ファンにとっては見逃せない内容となっています。
コンテンツと特典
この
アルバムには、竹内自身によるエッセイや曲目解説を収録したブックレットも付属しており、特に「『Turntable』に寄せて」と題したコメントは、竹内にとっての音楽の旅や思いを知る貴重な一助となるでしょう。また、音楽評論家の
萩原健太による寄稿「ターンテーブルが描くすてきな連環(サークル)」も収められています。これらの資料は、竹内の音楽活動の背後にある背景や情熱を深く理解する手助けとなります。
プロモーション活動
アルバムの発売を記念し、
竹内まりやが
広末涼子に楽曲「MajiでKoiする5秒前」を提供したことに関連したショートムービー3話も公開されました。このプロモーション動画は、竹内の楽曲を新たな形で紹介する試みとして、多くの視聴者に愛されています。さらに、毎年放送される人気ラジオ番組『
山下達郎のサンデー・ソングブック』では、竹内をゲストに迎え、
アルバム特集が行われました。この放送では、新旧の楽曲が紹介されファンとの交流を深めました。
チャート成績の成果
『Turntable』は、
2019年9月23日付のオリコン・
アルバムウィークリーチャートで、2週目にして見事1位を記録しました。これにより、竹内は「昭和・平成・令和、3時代で1位を獲得した初の女性アーティスト」としてその名を刻みました。また、彼女は64歳6か月での首位達成という快挙を遂げ、女性最年長の1位獲得アーティストとなりました。このような成績は、竹内の音楽が時代を超えて愛され続けている証拠です。
収録曲のバリエーション
アルバムは3つのディスクで構成されています。第1ディスクは「More
Expressions」と題され、過去のオリジナル
アルバムから厳選された楽曲を収録しています。竹内自身の初期のヒット曲や名曲が含まれており、多くのファンにとって懐かしく、また新たな発見があることでしょう。
第2ディスク「Mariya's Rarities」には、
アルバム未収録のカップリング曲やレア音源が収められており、特に
岡田有希子への楽曲提供のセルフカバーが多く含まれています。このディスクは、彼女の幅広い音楽活動を象徴する貴重なコレクションです。
最後に、第3ディスクの「Premium Covers」では、竹内の魅力あるカバー曲が集められています。特に『
山下達郎のサンデー・ソングブック』での人気コーナー「まりやの課外活動」の初CD化や、英語バージョンのディズニーナンバーなど、ファンの期待を一身に背負った楽曲が揃っています。
結論
『Turntable』は、
竹内まりやの豊かな音楽キャリアを振り返る重要な作品であり、聴く人に感動と共鳴をもたらします。彼女の音楽が持つ力と魅力を再確認できる、素晴らしいベスト
アルバムです。