U.S.S.エンタープライズE

U.S.S.エンタープライズEの概要

U.S.S.エンタープライズE（正式名：NCC-1701-E）は、SFメディア・フランチャイズ『スタートレック』に登場する架空の宇宙艦です。劇場版第8作『スタートレック ファーストコンタクト』から姿を現し、その後も続編である『スタートレック 叛乱』や『ネメシス/S.T.X|ネメシス_S.T.X』に登場しました。エンタープライズEは、惑星連邦宇宙艦隊の一員であり、艦長はジャン＝リュック・ピカード大佐やウォーフ大佐などが務めました。

概要

• - 全長：685メートル
• - 重量：320万5千トン
• - デッキ数：24
• - 乗員数：854名

エンタープライズEは、2371年に大破したU.S.S.エンタープライズDの後継艦として2372年に就役し、『エンタープライズ』の名を冠する宇宙艦の中では6番目になります。ソヴェリン級艦の中でも特に注目すべき機体であり、ボーグなどの敵との激しい戦闘に備えて設計されています。

高度な戦闘能力

U.S.S.エンタープライズEは、戦術護衛艦U.S.S.ディファイアントの技術を活かし、自艦の戦闘能力を飛躍的に向上させました。全長はエンタープライズDより44メートル長いものの、全幅と全高は縮小され、クルーの家族が乗るためのスペースが省かれているため、より効率的に設計されています。2378年には大規模な改修が施され、火力や防御力が強化されました。

推進システム

エンタープライズEは、推進システムにおいても優れた機能を備えています。通常航行時のインパルスドライブは円盤部の船尾に大きなエンジンが2基搭載されており、操縦性にも優れています。最高速度は光速の25%に達します。

最も特筆すべきはそのワープドライブで、高速な超光速航行を実現しています。新型ワープナセルは、時空連続体に与えるダメージを最小限に抑えつつ、高速でワープ航行ができます。この技術は、前世代の艦艇よりも大幅に改善され、エンタープライズEは連邦艦の中でも最高速を誇る艦の一つです。

戦術システム

エンタープライズEの戦術システムには、反物質弾頭や光子魚雷、フェイザーといった強力な武器が搭載されています。特に量子魚雷を装備しており、これが戦闘能力をさらに引き上げています。エンタープライズEの防御シールドは、コンピュータによって最適な効果を達成できる形で設計されています。

2378年には、さらに防御面でも改修が行われ、攻撃力が一段と強化されています。防御システムの改良により、艦船の生存率も向上しました。

デッキ構成

この艦は、様々な施設を備えています。

• - 第1デッキ：メインブリッジ、艦長室、観察ラウンジ
• - 第11デッキ：デフレクター制御室、水耕栽培室
• - 第16デッキ：機関室

また、艦載機には艦長専用のクストーや全地形対応のシャトルクラフトも搭載されており、幅広い任務に対応可能です。

デザインと製作

エンタープライズEのデザインはジョン・イーブスによるもので、劇場版『ファーストコンタクト』のテーマに合わせて戦闘向けに強調されています。クラフトの外観はCGI技術によっても制作されており、映像のクオリティが維持されています。

同型艦の登場

長らくU.S.S.エンタープライズEのみに留まっていたソヴェリン級艦ですが、最近の『スタートレック:ピカード』において、多数の同型艦が確認されるようになりました。

U.S.S.エンタープライズEは、スタートレックシリーズにおける重要な艦艇としてその立場を確立しており、今後も多くのファンに愛され続けることでしょう。

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