UFC 61

UFC 61: Bitter Rivals 大会詳報

2006年7月8日、ネバダ州ラスベガスのマンダレイ・ベイ・イベント・センターにて開催されたUFC 61は、複数の注目カードとUFC初参戦選手を迎え、盛り上がりを見せた大会となりました。

特に注目を集めたのは、宿敵同士の再戦となったティト・オーティズ対ケン・シャムロック戦と、ティム・シルビアとアンドレイ・アルロフスキーによるUFC世界ヘビー級タイトルマッチでした。両試合とも、会場の熱気を肌で感じさせる、白熱した攻防が展開されました。

ティト・オーティズ対ケン・シャムロック戦は、激しい打撃戦とグラウンドでの攻防が繰り広げられ、オーティズが1ラウンド1分18秒にTKO勝ちを収めました。しかし、レフェリーが試合を止めた直後にシャムロックが立ち上がったことから、会場からは大きなブーイングが巻き起こる一幕もありました。この試合で、両者の対戦成績はオーティズの2勝0敗となりました。

メインイベントのUFC世界ヘビー級タイトルマッチでは、王者ティム・シルビアがアンドレイ・アルロフスキーを判定で下し、王座の初防衛に成功しました。5ラウンドにわたる激戦は、両選手の粘り強さと高い技術を見せつけ、観客を魅了しました。

本大会には、カート・ペレグリーノ、シーク・コンゴ、アンソニー・ペロシュ、ジョー・ジョーダンら4人の選手がUFCに初参戦しました。ジョーダンは、当初対戦予定だったロジャー・ウエルタの負傷欠場により、急遽出場することとなりました。

その他の試合も白熱した展開が続き、ジョー・スティーブンソン対イーブス・エドワーズ戦は、ドクターストップによるTKO勝ちでスティーブンソンが勝利し、ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞しました。ジェフ・モンソンはTKO勝ちでノックアウト・オブ・ザ・ナイト、エルメス・フランカは三角絞めでサブミッション・オブ・ザ・ナイトを獲得しました。

UFC 61は、複数の注目カード、そして新鋭選手の台頭、そして議論を呼ぶ判定など、多くの話題を提供した大会となりました。 大会の結果は、UFC公式サイト、WOWOW、Boutreview、Tapology、Sherdog、ネバダ州アスレチック・コミッションなどのウェブサイトで確認できます。

以下、各試合結果の詳細です。

プレリミナリィカード

第1試合 ウェルター級：○ ドリュー・フィケット vs. × カート・ペレグリーノ (3R 1:20 チョークスリーパー)
第2試合 ヘビー級：○ シーク・コンゴ vs. × ギルバート・アルダナ (1R 4:13 TKO（ドクターストップ：カット）)
第3試合 ヘビー級：○ ジェフ・モンソン vs. × アンソニー・ペロシュ (1R 2:22 TKO（レフェリーストップ：パウンド）)
第4試合 キャッチウェイトバウト（165ポンド）：○ エルメス・フランカ vs. × ジョー・ジョーダン (3R 0:47 三角絞め)

メインカード

第5試合 ライト級：○ ジョー・スティーブンソン vs. × イーブス・エドワーズ (2R終了時 TKO（ドクターストップ：カット）)
第6試合 ヘビー級：○ フランク・ミア vs. × ダン・クリスティソン (3R終了 判定3-0)
第7試合 ライトヘビー級：○ ティト・オーティズ vs. × ケン・シャムロック (1R 1:18 TKO（レフェリーストップ：グラウンドの肘打ち）)
第8試合 ウェルター級：○ ジョシュ・バークマン vs. × ジョシュ・ニアー (3R終了 判定3-0)
第9試合 UFC世界ヘビー級タイトルマッチ：○ ティム・シルビア vs. × アンドレイ・アルロフスキー (3R終了 判定3-0) ※シルビアが王座の初防衛に成功

各賞

ファイト・オブ・ザ・ナイト：ジョー・スティーブンソン vs. イーブス・エドワーズ
ノックアウト・オブ・ザ・ナイト：ジェフ・モンソン
サブミッション・オブ・ザ・ナイト：エルメス・フランカ

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