UNTITLED 4 ballads

UNTITLED 4 ballads

『UNTITLED 4 ballads』（アンタイトルド・フォー・バラッズ）は、日本の音楽グループEvery Little Thingによる22枚目のシングルで、2002年にリリースされました。この作品は、前作である『ささやかな祈り』から約4ヶ月の間隔を経ての発売となります。このシングルは、全4曲がそれぞれA面として扱われる初のコンセプト・マキシシングルという点でも特別な位置づけです。

発売形態

本シングルには初回限定盤が二種類存在し、一つは赤色の帯、もう一つは緑色の帯が特徴です。通常盤には白色の帯が使われています。また、収録曲の中から「UNSPEAKABLE」と「nostalgia」の2曲にはプロモーションビデオ（PV）が制作されており、アーティストの魅力を引き立てています。

収録曲の詳細

本作の収録曲は以下の通りです。すべての作詞は持田香織が手掛け、作曲は主に菊池一仁により提供されています。

UNSPEAKABLE

• - 編曲：中尾昌文、大谷靖夫、伊藤一朗

キヤノン『ピクサス』のCMソングとしても使用されているこの曲は、TBS系番組『恋愛Master 7メモリーズ』のテーマソングにもなっており、2002年末の『NHK紅白歌合戦』でも披露されました。

愛の謳

• - 作曲：多胡邦夫、編曲：村田昭

映画『犬夜叉 鏡の中の夢幻城』の挿入歌として知られる「愛の謳」は、他の3曲と異なりバンドサウンドが中心となっており、独自の雰囲気を醸し出しています。

ルーム

• - 編曲：中尾昌文、大谷靖夫

ノーベル製菓『はちみつきんかんのど飴』のCMソングにも起用されたこの曲は、シンプルながら心に響くメロディが特徴です。

nostalgia

• - 編曲：tasuku、伊藤一朗

フジテレビ系ドラマ『お義母さんといっしょ』の主題歌である「nostalgia」は、曲名の意味が示すとおり、年越しに過去を振り返るテーマが反映されています。この曲はELTのシングルの中でも最も長い演奏時間を持ち、約6分に及びます。

インストゥルメンタル

本シングルには、全ての収録曲のインストゥルメンタル（楽器演奏のみ）バージョンも含まれています。これにより、楽曲の美しいメロディを新たな形で楽しむことができるようになっています。

収録アルバム

これらの楽曲は、各種ベストアルバムに収録されており、特に「UNSPEAKABLE」と「nostalgia」は多くの作品に再録されています。これにより、多くのファンに親しまれることとなりました。

nostagliaの映像作品

同じく2003年には「nostalgia」というDVDシングルもリリースされました。この作品は前作『fragile〜Graceful World』以来のビデオシングルであり、DVD-ROM仕様となっており、特典としてデスクトップ壁紙がダウンロードできるコンテンツが含まれています。

『UNTITLED 4 ballads』は、Every Little Thingの音楽的進化を感じさせる重要な作品であり、ファンにとっても必見のシングルです。

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