UTYニュースの星

『UTYニュースの星』について

『UTYニュースの星』（ユーティーワイ ニュースのほし）は、テレビ山梨（UTY）が2003年9月29日から2020年3月27日まで放送していたローカルニュース番組です。この番組は、山梨県内の多彩なニュースや出来事を、記者リポートや特集を通じて視聴者に届けていました。長寿番組であった『UTYニュースワイド』のリニューアル版として始まり、キャスターも一新しました。初回放送時の気象情報担当には、元UTYアナウンサーで気象予報士の望月圭子さんが起用され、フィールドキャスターには小林直紀記者が起用されました。

番組がスタートした当初は、記者リポートに力を入れており、リポートの取材や編集、ナレーションも記者が行いました。しかし、番組が進化していく中で、記者リポートの登場頻度は徐々に減少し、特集のナレーションもアナウンサーが行うようになりました。この変更の背景には、各記者のナレーションスタイルのばらつきを解消する狙いがありました。

2006年5月からはハイビジョン制作が導入され、より高品質な映像で番組が提供されることになりました。また、番組は月曜日から金曜日までの平日18:05から18:45や、特に土曜日の放送など、時間設定も複数回変更が行われました。

特に注目すべき点は、番組内で行われていたコーナーなどです。「見て、視て、聞いて1週間」といったコーナーでは、1週間のニュースを振り返る特集が放送され、多くの視聴者に親しまれていました。

2020年3月27日には、16年半の歴史を経て、番組が終了しましたが、その後も番組の要素は『スゴろく』という大型情報番組で引き継がれることになりました。

番組名の由来

番組の名前は、報道部員からの募集で上層部により決定されたものであり、初期は全国ニュース番組『JNNニュースの森』を元にしたものでした。

番組内容

オープニング

オープニングタイトルやトップニュースの紹介は、2009年に大幅にリニューアルされ、視覚的にも新しい印象を与えました。特にテーマ音楽はそのまま使用され続け、県内ニュースなども重要なコンテンツとして位置付けられていました。視聴率調査週間には、シリーズ企画でグルメ関連の特集が放送されることが多く、視聴者の関心を引きつけました。

主なコーナー

• - UTY WEATHER / ゆう天645: 天気予報を担当し、毎日の気象情報が提供されました。
• - 全国スポーツ: 一時期、TBSローカルのスポーツコーナーもネットしました。

キャスター陣

番組には多様なキャスター陣が在籍しました。放送開始からのキャスターには前村幸和や鈴木春花が含まれ、番組の顔として活躍しました。出世魚のようなキャスターが多く、地元山梨の出来事を視聴者にフィードバックする役割を果たしました。特に、望月智さんや黒塚まやさんなどが後期には人気キャスターとして定着し、そのスタイルで視聴者に愛され続けました。

終了までの道のり

番組は徐々に放送時間が見直され、2010年以降は『Nスタ』の開始により放送枠が変更されるなど、様々な調整が行われました。多くの視聴者に長く親しまれたこの番組は、地域のニュースの伝達だけでなく、ファンとのつながりを大切にし、長い間愛され続けてきました。

2020年の番組終了時には、スタッフやキャスター、多くの視聴者がそのファイナルエピソードを惜しみ、名残を惜しみました。このような背景を持つ『UTYニュースの星』は、山梨に根ざしたローカルニュース番組の一つの模範とも言える存在でした。

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