Uhbスーパータイム

uhbスーパータイム

『uhbスーパータイム』（ユーエイチビースーパータイム）は、北海道文化放送（UHB）が制作・放送していた、夕方の時間帯の地域向けテレビニュース番組です。フジテレビ系列の全国ニュース番組である『FNNスーパータイム』と連携する形で企画・放送され、北海道内の様々な出来事やニュースを視聴者に届けました。

番組の放送期間は1988年4月1日から1997年3月30日までの約9年間です。この期間中、北海道におけるFNN系列の夕方ニュース報道の一翼を担いました。

番組開始の経緯

『uhbスーパータイム』は、それまでUHBで放送されていた夕方ニュース番組『FNNイブニングニュース』の後継番組として、1988年4月1日にスタートしました。これは、キー局であるフジテレビが全国ニュースを『FNNスーパータイム』に改編した動きに合わせ、FNN系列各局（一部を除く）もローカルニュースのタイトルやフォーマットを見直したことによるものです。番組開始当初の正式タイトルは『FNN uhbスーパータイム』でしたが、後に『uhbスーパータイム FNN』へと変更されています。

放送時間の変遷

本番組は、放送期間中に何度か放送時間やタイトル、編成に変更がありました。

平日版

第1期（1988年4月1日 - 1993年9月30日）
この期間、平日版は月曜日から金曜日までの毎日、日本時間18時00分から18時55分までの55分間放送されました。

平日版改編期（1993年10月1日以降）
1993年10月1日、平日版は番組タイトルを『FNNスーパータイムHOKKAIDO』に改め、放送開始時刻を17時30分に前倒ししました。これにより、この期間は平日版の『uhbスーパータイム』は一時的に消滅しました。

第2期（1996年4月1日 - 1997年3月28日）
1996年4月1日からは、再び番組タイトルが『uhbスーパータイム FNN』に戻されました。この期間の放送時間は月曜日から金曜日まで、17時55分から18時55分までの60分間となりました。

週末版

週末版は、平日版とは異なる経緯をたどりました。平日版が『FNNスーパータイムHOKKAIDO』に改題された時期（1993年10月以降）も、週末版は引き続き『uhbスーパータイム』の名称で放送されました。

土曜日（1988年4月2日 - 1997年3月29日）
毎週土曜日の18時00分から18時30分までの30分枠でした。これは番組終了まで一貫していました。

日曜日（1988年4月3日 - 1997年3月30日）
毎週日曜日の17時30分から18時00分までの30分枠でした。こちらも番組終了まで変更はありませんでした。

週末版は1996年3月29日に一度終了していますが、翌週からは平日版と共に再び『uhbスーパータイム FNN』として放送されています。この記述は平日版第2期と週末版の期間が一致していることから、週末版も平日版と同様に再開されたと解釈できます。

歴代ニュースキャスター

番組の進行を務めるニュースキャスターは、放送時期や曜日によって体制が異なりました。

平日版

第1期: 総合司会者は北海道新聞の解説委員や編集委員が担当し、サブ司会者はUHBのアナウンサーが務めるという体制でした。地域メディアである新聞社との連携が見られる特徴的な布陣でした。
第2期: この時期は、司会者の両名ともUHBのアナウンサーが担当しました。

週末版

週末版については、特定の固定キャスターではなく、UHBのアナウンサーがシフト勤務で担当していました。

オープニングの映像と音楽

番組のオープニング映像と音楽も、放送期間中に変化が見られました。

番組開始当初（1988年 - 1989年9月）: この期間は、キー局であるフジテレビの『FNNスーパータイム』で使用されていた全国共通のオープニング映像がそのまま使用されていました。ただし、画面上には「uhb」のロゴが表示され、その下に「協力：北海道新聞」というクレジットが表示されていました。

中期以降（1989年以降）: 1989年からは、UHB独自のオープニングが制作されました。UHBのスタジオを背景にしたオリジナルのタイトルアニメーションが用いられ、音楽もこれに合わせたものが使用されました。これにより、より北海道文化放送の番組としての独自性が打ち出されました。

週末版: 週末版では、独自に制作されたCGによるオープニング映像が使用されました。ただし、その際に流れる音楽は、平日版とは異なり、フジテレビの『FNNスーパータイム』で使用されていたものと同じ音楽が使われていました。

まとめ

『uhbスーパータイム』は、北海道文化放送が長年にわたり放送した夕方のローカルニュース番組であり、全国版『FNNスーパータイム』と連動しながら北海道内の重要な情報を伝え続ける役割を果たしました。放送時間やタイトルの変更、キャスター体制やオープニングの変化など、番組の歴史の中で様々な変遷を経ています。地域の視聴者にとって、日々のニュースを知る上で重要な情報源の一つでした。

もう一度検索