Unconditional L♡VE

『unconditional L♡VE』：倉木麻衣の13枚目のオリジナルアルバム

2021年10月27日、倉木麻衣の13作目のオリジナルアルバム『unconditional L♡VE』がリリースされました。前作『Let's GOAL! 〜薔薇色の人生〜』から2年2ヶ月ぶりとなる本作は、タイトルにもなっている「無条件の愛」をテーマに、バラエティ豊かな楽曲が収録されています。

アルバムの構成と特徴

全16曲からなる『unconditional L♡VE』は、外部作家陣とのコラボレーションを積極的に行い、倉木麻衣の新たな一面を垣間見せる作品となっています。楽曲提供者は、福田貴史氏、村山晋一郎氏・Mayu Wakisaka氏、中村泰輔氏、徳永暁人氏、池澤聡氏、若田部誠氏、本山清治氏、夢見クジラ氏、来生たかお氏、Erik Lidbom氏、Jon Hallgren氏、youth case氏、大野愛果氏と、多岐に渡り、それぞれの個性豊かなサウンドがアルバムに彩りを添えています。

タイアップ楽曲の豊富さ

本作には、複数のタイアップ楽曲が収録されており、その多様性も魅力の一つです。朝日放送テレビ（ABCテレビ）のドラマ+枠『ムショぼけ』の主題歌「ONE LOVE」、テレビ東京系ドラマ『ラブコメの掟〜こじらせ女子と年下男子〜』の主題歌「Can you feel my heart」、クレバリーホームのCMイメージソング「Wで包むよ」、読売テレビ・日本テレビ系アニメ『名探偵コナン』のエンディングテーマ「ベロニカ」、映画『劇場版オトッペ パパ・ドント・クライ』のエンディングテーマ「TOMORROW」、サンリオ「Wish me mell」10周年記念ソング「ひとりじゃない」、スマートフォンゲーム「アークナイツ」のイメージソング「Proof of being alive」、そして読売テレビ・日本テレビ系アニメ『名探偵コナン』のオープニングテーマ「ZEROからハジメテ」など、幅広いジャンルの作品に彩りを加えています。

延期されたツアーとオンラインライブ

当初、アルバムリリースを記念して『Mai Kuraki Live Project 2021 “unconditional L♡VE”』と題した全国5カ所でのツアーが予定されていましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、有観客での開催は中止となりました。最終的には、2021年12月12日にオンライン無観客ライブとして開催され、多くのファンに届けられました。このオンラインライブの様子は、初回限定盤に収録されている可能性があります。

初回限定盤の内容

初回限定盤には、CDに加え、DVDが付属しています。初回限定盤Aには、「Can you feel my heart 〜Ballad ver.〜 (MAI KURAKI × Piano PREMIUM MOVIE)」が収録され、倉木のツアーメンバーである持山翔子氏によるピアノ演奏が楽しめます。初回限定盤Bには、「LIVE MOVIE from billboard classics 20th Anniversary MAI KURAKI premium symphonic concert 2019」が収録されており、過去のライブパフォーマンスを振り返ることができます。

通常盤のボーナストラック

通常盤には、ボーナストラックとして「always ～All Fan’s Chorus Special Edit いつでも LOVE ずっと SMILE～」が収録されています。この楽曲は、ファンのコーラスを収録した特別なバージョンであり、副題もファンからのアイデアを元に決定したものです。ライブさながらの臨場感を演出するため、冒頭と最後の歓声は過去のツアーの音源を使用し、それ以外はスタジオで録音された、擬似ライブ音源に近い仕上がりとなっています。

まとめ

『unconditional L♡VE』は、倉木麻衣の音楽性とアーティスト性を多角的に表現した、聴き応えのある作品です。タイアップ楽曲の豊富さ、外部作家陣とのコラボレーション、そしてオンラインライブという試みなど、多くの要素が詰まった、まさに「無条件の愛」をテーマにした、彼女らしい一枚と言えるでしょう。多様な楽曲と豪華なタイアップ、そしてファン参加型の企画など、聴く人、見る人に多くの感動と喜びを与える、珠玉のアルバムです。

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