V.LEAGUEライセンス制度

V.LEAGUEライセンス制度について

概要

V.LEAGUEに参加するためのライセンス制度は、2018年から運用されており、各チームがシーズンごとにこのライセンスを取得する必要があります。このライセンスは1シーズン有効で、毎年6月末日の申請を通じてチームの資格が審査されます。2022-23シーズンまではS1、S2、S3の3段階がありましたが、2023-24シーズンからはSVおよびVの2段階に改編されます。

ライセンスの種類

S1ライセンス

V.LEAGUE DIVISION1（V1リーグ）に所属するには、このS1ライセンスが必須です。V2リーグからV1への昇格にはS1ライセンスの保持が求められ、これがないとV・チャレンジマッチに出場することもできません。

S2ライセンス

このライセンスはV2リーグに参戦するためのもので、V3リーグからの昇格を希望するチームがS2ライセンスを保有することで可能になります。

S3ライセンス

新たにVリーグへの参戦を目指すチームはまず、S3ライセンスを取得しなければなりません。特に女子に関しては、従来V3リーグが存在しなかったため、S3ライセンスを取得することで特例的にV2リーグに参加できる制度がありましたが、2023-24シーズンからはこの特例は廃止されました。

審査基準

ライセンス取得のための条件は、以下のように設定されています。

• - S3ライセンス: コーチライセンスを有する監督の採用、チーム名とロゴの商法登録、行政からのバックアップ、ファンクラブの設立、保有選手が12名以上、専任フロントスタッフの任用。
• - S2ライセンス: S3の全条件に加えて、ジュニアチームや育成教室の開設、練習用体育館の確保、チームマスコットの設置、保有選手14名以上、専任現場スタッフの採用。
• - S1ライセンス: S2の全条件を満たすことに加え、上級コーチライセンスを持つ監督の在任が求められます。

審査スケジュール

ライセンスの効果がシーズンごとに限られているため、チームは毎年6月末日までに次年度のライセンス申請を行う必要があります。理事会による審査は10月末までに行われ、結果が通知される仕組みです。新規参入チームは、V3参戦説明会への出席と共に、S3ライセンスの申請を行う流れとなります。

各年度の審査結果

ライセンスの取得状況は、年ごとに異なります。例えば、2017-18シーズンでは新たに26チームの中で23チームがライセンスを取得しましたが、最終的に一部チームの退社やライセンスの取り消しが発生しました。2018-19シーズンやその後のシーズンにおいても、継続的なライセンスの更新状況が重要視されています。

今後の展望

2024-25シーズンからはライセンス制度の大幅な見直しが行われ、S1、S2、S3に代わって新たにSVおよびVライセンスが導入されます。この新制度により、各チームは新たな枠組みの中で競技に参加することとなります。

ライセンス制度は、チームが競技に参加するための基本的な枠組みを形成しており、各チームの運営や競技力向上の基盤となっています。

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