VAMPS

VAMPS（ヴァンプス）

概要

VAMPSは日本のロックユニットで、2008年にHYDE（L'Arc〜en〜Cielのボーカリスト）とK.A.Z（Oblivion Dustのギタリスト）によって結成されました。彼らは、学生時代からの影響を受けた1980年代のハードロックやハードコアを基盤に、さまざまな音楽スタイルを取り入れた楽曲を制作しています。2016年以降、アメリカのプロデューサーとのコラボレーションにより、オルタナティヴ・メタル寄りの作品も発表しています。

活動経緯

HYDEは2001年からソロ活動を行っており、K.A.Zもサポートギタリストとして参加するなど、彼らの関係は音楽的な深いつながりを持っていました。HYDEは新たなユニットを結成することを提案し、その結果VAMPSが誕生しました。彼らはロックのエッセンスを追求し、学生時代に作りたかったバンドを今の時代に表現しています。HYDEの言葉を借りれば、音楽における「自由」を追求し、失敗を恐れずに挑戦する姿勢を大切にしています。

ユニット名の由来

VAMPSという名前は、HYDEが親しい画家の金子國義の写真集『Vamp』からインスパイアを受けて名付けられました。この名前は「妖しい女」や「魔性の女」といった意味を持つ他、ヴァンパイア（vampire）の略称ともされています。

音楽性

VAMPSの音楽は、初期には1980年代の華美なロックに影響を受けながらも、メロディはポップ要素が強い点が特徴です。HYDEは、ロックでありながらもエンターテインメント性を兼ね備えることが重要であると考えており、観客が盛り上がるような楽曲作りに取り組んでいます。

ライヴ活動

VAMPSはライヴ活動を中心に据え、2008年から2017年までの約10年間で300回以上のライヴを開催。特に「籠城型ツアー」など、同じ会場での連続公演を多く行っています。ライヴの開演時間が「6時66分」といった特異な時間であることも話題になりました。

管理とレコード

VAMPSのマネジメントはVAMPROSEが担っています。また、結成当初から自主レーベルを立ち上げて活動していましたが、2013年からはユニバーサルミュージックのレーベルに移籍し、海外での活動も活発に行うようになりました。これにより、彼らの音楽は国内外で多くのファンに支持されるようになりました。

来歴とディスコグラフィ

VAMPSは、2008年に1stシングル「LOVE ADDICT」をリリースし、以降は複数のシングルやアルバムを発表。2013年にはベストアルバム『SEX BLOOD ROCK N' ROLL』をリリースし、その後も国内外を問わず活発なライヴツアーやイベントを展開しました。また、2016年には4thアルバム『UNDERWORLD』をリリースし、この作品では海外プロデューサーとのコラボも実現しています。

活動停止と今後

2017年には活動休止を発表しましたが、今後の再開については期待が寄せられています。HYDEとK.A.Zはそれぞれのソロ活動にフォーカスしつつ、VAMPSの存在が再び復活する日を待望しているファンも多いでしょう。VAMPSというユニットが持つ音楽的な魅力と独自の世界観は、彼らの音楽が再び聴かれる日を心待ちにする理由の一つです。

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