VG(VOLTERS GLITTER)とは
VG(VOLTERS GLITTER)は、日本のプロバスケットボールチーム、
熊本ヴォルターズの専属
チアリーディングチームです。ヴォルターズの試合を盛り上げるだけでなく、地域活性化にも貢献しています。ここでは、その前身である「ぼるたんガールズ」や「ぼるたんのお姉さん」を含め、VGの歴史や活動内容について詳しく解説します。
沿革
ぼるたんガールズの結成
2016年のB.LEAGUE発足時、
熊本ヴォルターズは唯一、専属の
チアリーディングチームを持たず、外部のチームに委託していました。しかし、2018年に熊本で「B.LEAGUE ALL STAR GAME」が開催されることを契機に、2018年1月、応援ユニット「ぼるたんガールズ」が結成されました。これは、「明るく元気で親しみやすく、会場を盛り上げるアイドルとスタッフの中間のようなグループ」を目指したもので、初代GMには地元タレントの
緒方由美が就任しました。
同年5月には、常盤よしこキャプテン以下6名と「特別指定ガールズ」契約を締結し、活動を開始しました。
2018-19シーズンには、メンバーのまお・みゆが加入し、ホーム開幕戦でダンスパフォーマンスを披露。常盤はこのパフォーマンスをもって公式活動を終了し、みゆは同シーズン限りで卒業しました。
ダンスユニットへの転換と幻の活動休止
2019-20シーズン、「ぼるたんガールズ」は「VOLTERS GIRLS」(略称:VG)へと改称されました。
2020年1月には、メンバーのかりん・まおの卒業が発表されました。まゆは一旦卒業を発表しましたが、翌2021-22シーズンから「VG」がダンスユニットへ改組されることを受け、卒業時期を1年延期しました。しかし、2020年4月、新型コロナウイルス感染症の流行により熊本県から活動自粛要請が出され、クラブは活動を制限。「VG」もそれに足並みを揃え、2021-22シーズンの全期活動休止が発表されると、まゆは当初の予定通り2019-20シーズンをもって卒業しました。
全期活動休止と「ぼるたんのお姉さん」の派生
2020-21シーズンは、新型コロナウイルス感染対策のため、クラブ運営は必要最小限となり、表立った活動を休止しました。
2021年2月には、メンバーのあおいの卒業が発表されました。同年3月には、メンバーのななせが「VG」を卒業し、「ぼるたんのお姉さん」に就任することが発表されました。2022-23シーズンには、VGチア一期生のメンバーであるももかが加わり2名体制となり、従来の活動に加え楽曲「ぼるたん体操」が会場で流されるようになり、会場の盛り上げに貢献しました。2023年5月には、ももかの卒業が発表され、再び1名体制となりました。
2021年4月、吉田佐知子をディレクターに迎え、
チアリーディングチームとしての「VG」が編成されました。同時にチアスクールも併設され、
チアリーディングの普及と、
チアリーディングを通じた地域活性化促進への貢献も図られました。
同年6月には、第一期生とコスチュームが発表されました。
2022年3月には、メンバーのHONOMIがアシスタントディレクターに移行し、パフォーマーとしての活動を休止。VG TEENSのZAYAも学業専念のため卒業しました。
同年7月には、第二期生が発表されました。
2023年5月には、メンバーのAOI・LILI・SAKIの卒業が発表されました。このうち、チアスクール講師としての活動を継続していたAOIは、従来のレッスンに加え、2023-24シーズンから新設されたK-POPコースの講師となりました。
「VOLTERS GIRLS」から「VOLTERS GLITTER」へ
2023年6月、第3期生が発表されました。当初は8名でしたが、9月1日に7名体制となりました。
チーム初の男性メンバー加入に伴い、これまで「VOLTERS GIRLS」であった「VG」は、「光る・輝く」「生き生きとする、魅了する」という意味を持つ「GLITTER」を用いた「VOLTERS GLITTER」へと改められました。「自らが光り輝くとともに、常に生き生きと観ている方々を魅了し、ヴォルターズをより輝くクラブへ引き立てる存在として邁進」するとしています。
2024年1月には、新メンバー3名の加入が発表され、第1期以来となる10名体制となりました。同年4月には、学業専念のためYOSHIの卒業が発表され、5月にはLINOが卒業しました。
2024年7月には、第4期生が発表され、高校生2名を加えて12名体制となりましたが、男性パフォーマーの加入はありませんでした。
同年9月には、副キャプテンのCOがプレシーズンマッチでの演技を最後にパフォーマー活動を終了することが発表され、11名体制となりました。
2025年2月にはRUNA・KURUMI、26日にはNATSUMIの今シーズン限りでの卒業がそれぞれ発表されました。
地域活性化促進に貢献するというVGの活動の一環として、チアスクールが設立されました。「チアスピリッツを通して子どもたちがそれぞれの未来を切り拓いていく原動力を養う」ことを理念に、「将来、チアスクール出身の子どもが、ヴォルターズのホームゲーム会場をはじめ様々な場所で活躍すること」を目標としています。
講師は、ディレクターの吉田佐知子、RIRIKA、AOI、NANAMI、RUNAに加え、外部講師として田原真歩が務め、MIYU、KURUMI、MIZUKI、そして元パフォーマーのLINOがアシスタントを務めています。
クラスは、3歳から中学生を対象に複数設けられています。
会場は、保田窪校、水前寺校(2021年12月開校)、小山校(2023年1月開校)、味噌天神校(2023年4月開校)、レフコ校(2023年11月開校、2024年11月に会場移転により熊本南校へ改称)に加え、ヴォルターズの試合開催時には会場(熊本県立総合体育館)で実施されることがあります。
補足
「VG」のメンバーは、オーディションによる単年契約制のため、原則として契約継続はありません。また、オーディション受験に際して性別制限はありません。