ViVi (エディタ)

ViVi（ヴィヴィ）



ViViは、Windows環境で動作するテキストエディタです。最大の特徴は、viエディタと互換性のあるコマンド操作をサポートしている点にあります。viユーザーが違和感なく利用できる操作性を備えつつ、独自の機能も充実しています。

概要



ViViは、津田伸秀氏によって開発されました。viユーザーであった津田氏が、1996年に開発を開始。試用ユーザーからのフィードバックを基に改良を重ね、2001年6月1日にバージョン1.0として正式リリースされました。

開発初期は、ユーザーの意見を積極的に取り入れる開発モデルを採用していましたが、後に、作者がすべての決定を行う開発モデルへと移行しました。これにより、機能の強化や品質向上が図られ、現在も開発が続けられています。2020年4月からは、オープンソース版ViViの開発も開始されています。

作者はViViをviクローンではなく、あくまでvi機能をサポートするエディタと位置づけています。知的生産性向上のための機能の一つとしてviコマンドサポートを捉えており、一部のコマンドは独自にカスタマイズされています。

機能



Viモード



ViViのviモードは、オプションで有効化することでviコマンドが使用可能になります。初期状態ではviコマンドは無効化されています。公式サイトでは、vi操作の学習に役立つお遊びコンテンツも公開されています。

  • - viMaster: vi操作の練習ソフトウェアです。カーソル移動やテキスト編集問題に挑戦し、高段位を目指せます。問題ファイル差し替えにより、新しい問題にも取り組めます。
  • - 詰めViVi: 最小ストローク数で編集を行うパズルゲームです。詰将棋や詰碁のように、ViVi上での編集手順を解くことができます。
  • - ViVi's boot camp: ViViの機能を学習するためのWebベースの3択問題集です。

ViViScript



ViViには、スクリプト機能であるViViScriptが搭載されています。JavaScriptと互換性が高く、オブジェクト指向的な要素も備えています。高度な制御が可能で、作者が開発したゲームをViViScriptに移植し、ViVi上で遊ぶこともできます。viコマンドを実行するためのviCommand()メソッドも用意されています。

開発支援機能



ViViは、知的生産性の向上を目指し、以下のような開発支援機能を備えています。

  • - キーワード自動補完機能: 型やスコープを考慮した自動補完が可能です。
  • - アウトライン解析: C、C++、Javaのアウトライン解析をサポートしています。
  • - キーワード強調: プログラミング言語のキーワードを強調表示します。
  • - #if / #ifdef コメントアウト行の色指定: 特定のプリプロセッサディレクティブでコメントアウトされた行を色分け表示します。
  • - 定義位置へのジャンプ: 変数や関数などの定義位置にジャンプする機能です。

リリース



ViViは、ユーザーフィードバックを重視した開発モデルのため、頻繁にバージョンアップが行われます。ここでは、主要なバージョンアップのみを記載します。

(詳細なバージョンアップ履歴は省略)

注釈



(注釈は省略)

出典



(出典は省略)

関連項目




外部リンク



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