Vikka

vikka(ヴィカ)



『vikka』は、三栄書房が発行していた日本の女性向けファッション・ライフスタイル雑誌です。2012年に創刊され、2017年に休刊となりました。

歴史



2012年3月23日に創刊。
創刊から数号は月刊ペースで発行。
その後は隔月刊となり、奇数月に発行されていました。
2017年11月12日発売の12月号をもって休刊。

誌面の特徴



ファッション



「A GOOD LADY’S FASHION MAGAZINE」をコンセプトに、トラッドやフレンチカジュアルといったスタイルを提案していました。定番アイテムを組み合わせたシンプルでベーシックなファッションをベースに、トレンドをバランス良く取り入れたスマートなスタイルが特徴です。創刊当初は着回し術などの実用的な特集が多かったものの、後期は商品そのものの魅力を引き出すコーディネートに重点が置かれていました。また、外国人モデルの起用から日本人モデルの起用へとシフトしていきました。

ライフスタイル・カルチャー



主な読者層である20代女性に向け、ライフスタイルやカルチャーに関する情報も掲載していました。「レディであること」を重視し、日用品のブラッシュアップによる上質なライフスタイルの提案や、心構えなど、幅広い分野で「レディらしさ」を追求していました。vol.20の「レディの品格を身にまとう」という特集は、Fashionsnap.comのベストオブマガジンに選ばれるなど、高い評価を得ました。

誌面デザイン



白背景を基調に、切り抜き画像をフラットに配置したデザインが特徴的です。余白を多く取り、グリッドを意識したレイアウトは、全体的にすっきりとした印象を与えます。掲載商品が多くても圧迫感がなく、洗練された印象です。モノトーンでシンプルな見出しや本文テキスト、装飾も、誌面の雰囲気を高めていました。シンプルでスマートなファッションと、洗練されたエディトリアルデザインが調和し、雑誌全体の完成度を高めていました。

姉妹誌・競合誌



姉妹誌として、2002年創刊の「FUDGE」があります。扱う系統や紙面構成に類似点が多く見られますが、現在は「FUDGE◯◯年◯月号増刊」と明記されており、位置づけが変化しています。

競合誌としては、以下の雑誌が挙げられます。

THE BOOKS Publishing「CLUEL」
双葉社「RUDI」

『vikka』は休刊となりましたが、その洗練された世界観は、今も多くの人々に支持されています。

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