『WATER BOYS』
『WATER BOYS』は、映画『
ウォーターボーイズ』を基にした
テレビドラマであり、
2003年7月から9月までフジテレビ系列で放送されました。全11話から成るこのドラマは、ストーリーの舞台として映画公開から2年後の唯野高校
水泳部を設定しています。物語は、シンクロナイズドスイミングへの情熱を抱く若者たちの成長を描いています。
放送情報と主要キャスト
ドラマは
2003年7月1日から毎週火曜日の21:00から21:54にかけて放送され、初回が10分、最終回が15分拡大されるなど、視聴者の期待を裏切らない構成となりました。平均
視聴率は16.0%と高水準を記録し、多くのファンを魅了しました。
眞鍋かをりが演じる佐久間恵は、
水泳部シンクロ同好会の顧問を続けて務めており、
玉木宏も
水泳部のOB役として再び登場します。さらに、映画版から引き続き登場するキャラクターたちも多く、原作のファンにはたまらない組み合わせとなっています。主題歌「虹」を歌う
福山雅治が特別出演し、声の出演を果たしました。
物語のあらすじ
物語は、シンクロに憧れる進藤勘九郎(
山田孝之)が主人公です。彼は唯野高校
水泳部に入部し、学園祭のシンクロ公演でのリーダーに選ばれます。しかし、同じくシンクロを目指す転校生、立松憲男(
森山未來)がやってきたタイミングで、公演が突如中止されてしまいます。この困難な状況を乗り越え、彼らは夢のシンクロ公演を実現するために奮闘します。
進藤は内気な性格ですが、仲間への思いやりやシンクロに対する情熱を持っています。また、勘九郎は特に幼馴染の麻子に心惹かれながらも、彼女との微妙な関係に悩みます。立松は新しい仲間として活躍し、シンクロへの情熱を持つ明るいキャラクターで、仲間にエネルギーを与えます。
その他のキャラクターも個々に魅力的で、田中昌俊(瑛太)は生徒会長としての頭脳を武器に、時にシンクロ同好会を見下すような態度から成長していきます。高原剛(
石垣佑磨)はカナヅチながらも努力を重ね、石塚太(
石井智也)はぽっちゃり体型と強い個性で仲間の一員として成長していきます。
音楽と制作
音楽は
佐藤直紀が担当し、前クールの『顔』からの続投となります。主題歌の「虹」だけでなく、劇中曲も印象深い楽曲が使われています。
2003年12月にはメイキングや未公開シーンを集めた特別番組も放送され、舞台裏の魅力が伝わりました。
翌年には『WATER BOYS2』が放送される予定ですが、舞台や登場キャラクターは大きく異なり直接的な関連性は少ないとされています。ただし、一部の制作スタッフや音楽担当が共通しているなど、ファンには嬉しい要素もあります。
このように、適応した新しいドラマ『WATER BOYS』は、感動的なストーリーやキャラクターの成長を描きつつ、視聴者に若き日の夢や友情の大切さを伝えています。