WIN5

WIN5（ウィンファイブ）について

WIN5は、日本中央競馬会（JRA）が提供する、5つのレースでの1着馬を全て当てることを目的とした勝馬投票券です。この制度は2011年4月に導入され、当初はインターネット投票のみでの取り扱いが行われていましたが、2018年からはJRA-UMACAカードを利用したキャッシュレス投票も可能になり、競馬場やWINSでも購入できるようになりました。

概要と発売方法

WIN5は、原則として日曜日のメインレースの中から、最も発走時刻が遅いレースを起点に、そこからさかのぼる形で5つのレースを対象とします。購入方法にはいくつかの形態があり、完全セレクト（全レースを予想）、一部セレクト（最大4レースを自分で予想し残りをコンピュータが決定）、ランダム（全レースをコンピュータが無作為に選択する）の3パターンがあります。

単位は100円で、前日の19時30分（特定の期間中は20時）から発売が開始され、各投票方法に応じて締切時間が設定されています。なお、従来型の携帯電話での投票には一部制限があります。

指定された5レースの1着馬をすべて当てることが要求されており、1レースでも外れれば、その票は無効になります。ただし、出走取り消しや競走除外が発生した場合は、その組み合わせに関しては返還が行われることになります。

発売取りやめと代替レース

WIN5の初めての発売取りやめは、2012年の台風によるものです。それ以降も、競馬場の中止や順延があった場合、原則として代替開催は行われないことになっています。しかし、台風の影響で複数の競馬場が中止した際には、代替開催が行なわれることもあります。

払戻金とキャリーオーバー

的中する票が全くない場合や払戻金が6億円を上回ると、キャリーオーバーが発生します。最初の頃は100円あたりの払戻上限が2億円でしたが、2014年から6億円に引き上げられました。また、同着による的中票数が存在する場合には、その票数に応じて配当金が分配される仕組みになっています。

歴史的な出来事

WIN5は導入以来、様々な変化を遂げてきました。たとえば、2011年には初めて払戻金の上限である2億円が記録され、2014年以降は数多くの高額払戻金も達成されました。また、キャリーオーバーの発生も頻繁に見られ、例えば、2018年12月には歴代2位となるキャリーオーバーが記録されています。

終わりに

WIN5は、競馬ファンにとって楽しみであり、挑戦的な投票方法です。最高6億円の払戻金が設定されているため、多くの人々がその夢を追い求めながら、魅力的な競馬の世界に参加しています。今後も新しい方式の導入やイベントが期待される中、WIN5は一層の注目を集めていくことでしょう。

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