WIXOSS

WIXOSS -ウィクロス-：トレーディングカードゲームとメディアミックス

『WIXOSS -ウィクロス-』は、タカラトミーが2014年に発売したトレーディングカードゲーム（TCG）であり、同社とワーナーブラザース、J.C.STAFFによるメディアミックス作品群です。TCGを中心に、アニメ、漫画、小説、ゲームなど多岐にわたる展開をしています。

概要

WIXOSSは、タカラトミーとホビージャパンが共同開発した2人対戦型のTCGです。プロデュースは、TCGデュエル・マスターズのマーケティングに関わった山口朋、ゲームデザインは、TCGマジック:ザ・ギャザリングのプレイヤーである八十岡翔太が担当しました。ネーミングは、ワーキングタイトル「Wish Across」（願いの交錯）に由来します。

ゲームシステム

プレイヤーは「ルリグ」と呼ばれる自身の分身となる少女と、彼女をサポートする精霊「シグニ」を使い、相手のライフクロスを全てなくすことを目指します。ゲームの特徴として、裏面が黒色のメインデッキと、白色のルリグデッキの2種類を使用します。メインデッキは手札を補充するために使用しますが、ルリグデッキは条件を満たせばいつでも使用可能です。

カードの特徴

カードのイラストはほぼ全てが美少女で、各方面で活躍するイラストレーターが起用されています。シグニは、モチーフの美少女化（擬人化）が多いのが特徴です。TCGの開発段階からテレビアニメとの連動が企画され、アニメ第1期『selector infected WIXOSS』が2014年4月から放送されました。

展開

発売当初はアニメの反響で品切れが続出し、初年度は当初計画の6倍の販売数を記録しました。2015年には中国で簡体字中文版が発売され、東南アジア地域や香港・台湾でも輸入販売されています。2015年12月には、世界大会「ウィクロスカップ」も開催されました。

2016年以降もアニメ新シリーズ『Lostorage incited WIXOSS』や『WIXOSS DIVA(A)LIVE』が制作・放送され、TCGも新たなシリーズが展開されています。

基本的な遊び方

対戦は2人で行い、10枚以下のルリグデッキと40枚のメインデッキを使用します。まず、ルリグゾーンにレベル0のルリグを配置し、メインデッキから5枚のカードを手札として引きます。その後、手札の交換を行い、デッキから7枚のカードをライフクロスとして伏せてゲームを開始します。

対戦では、ルリグの成長（グロウ）、アーツ、シグニ、スペルを駆使し、互いのライフクロスをクラッシュさせます。ライフクロスが全てクラッシュされた状態でアタックを防げなければ敗北となります。

カードの種類

カードには白、赤、緑、青、黒の5色が存在し、それぞれに対応するルリグタイプが存在します。また、どの色にも属さない「無色」のカードも存在します。

ルリグデッキ：ルリグ、アーツ、レゾナ、キーなどのカードが含まれます。
メインデッキ：シグニ、スペルなどのカードが含まれます。

ゲーム特有の用語

エナ：グロウやカードの効果を発動するためのコスト（エネルギー）となるカード。
グロウ：ルリグを成長させること。
バニッシュ：相手のシグニをエナゾーンに送ること。
クラッシュ：相手のライフクロスをエナゾーンに送ること。
ガード：相手のアタックを防ぐこと。
ライフバースト：ライフクロスがエナゾーンに送られる際に発動する効果。

メディアミックス展開

WIXOSSは、テレビアニメを中心に、インターネットラジオ、漫画、小説、スマートフォン用ゲームなど、多岐にわたるメディアミックス展開をしています。

まとめ

WIXOSSは、美少女イラストが魅力的な戦略性の高いTCGであり、アニメを中心としたメディアミックス作品としても人気を集めています。TCGファンだけでなく、アニメファンも楽しめる作品です。

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