WORST OF MUCC

『WORST OF MUCC』は、2007年6月6日にユニバーサルミュージックからリリースされたMUCCの2枚目のベストアルバムです。同時発売された『BEST OF MUCC』と対をなす作品で、こちらはインディーズ時代の楽曲が中心に収録されています。通常盤のみのリリースで、初回プレス分はスリーブケース仕様でした。

このアルバムの大きな特徴は、インディーズ時代の楽曲をリマスタリングして収録している点です。一部楽曲は再録されており、より高音質で楽しむことができます。また、アートワークはインディーズ時代にMUCCの作品を手がけていたスタッフが担当しており、当時の雰囲気を色濃く残しています。

収録曲は以下の通りです。

1. アカ
2. 絶望
3. 茫然自失
4. 儚くとも
5. 翼を下さい
6. 夜
7. スイミン
8. 家路
9. あやとり
10. 前へ
11. 蘭鋳
12. ジレンマ
13. 断絶
14. 試験管ベイビー（レアトラックス）
15. 娼婦 DEMO（レアトラックス）

これらの楽曲は、MUCCの初期の音楽性を色濃く反映しており、インディーズ時代の彼らの熱量を感じることができます。特に、「アカ」「絶望」「断絶」といった楽曲は、MUCCの初期を代表する楽曲として、現在でもライブで演奏されることが多い人気曲です。

レアトラックスとして収録されている「試験管ベイビー」は、アルバム『是空』に収録された「嘆き鳥と道化人」の歌詞違いバージョンで、当時のライブでも披露されていました。「娼婦 DEMO」は、初期のデモ音源であり、貴重な音源としてファンにとっては見逃せない一曲です。

全楽曲の編曲はミヤが担当しており、MUCCの音楽性を支える重要な役割を果たしています。

『WORST OF MUCC』は、MUCCのインディーズ時代の楽曲を網羅した、ファン必携のベストアルバムと言えるでしょう。彼らの初期の音楽性を知る上で、非常に重要な作品です。

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