WRECKING CREW ORCHESTRA

WRECKING CREW ORCHESTRA (WCO)

WRECKING CREW ORCHESTRA（レッキンクルーオーケストラ、WCO）は、大阪を拠点とする8人組のストリートダンスユニットです。リーダーのYOKOIを中心に、様々なストリートダンスの分野で活躍してきた男性ダンサーたちが集結し、「ダンスだけで老若男女を楽しませる舞台を作る」という目標を掲げて2003年に結成されました。

グループ名には、「多彩なジャンルのスペシャリストが集まり、オーケストラのような壮大なダンスを繰り広げる」という想いが込められています。結成後、「JAPAN DANCE DELIGHT」のオープニングダンスやサマーソニックなどに出演し、その実力を発揮しました。

光のダンス「FAKEST」

WCOが世間の注目を集めるきっかけとなったのは、2011年に発表した作品「FAKEST」の中の「光のダンス」でした。これは、ELワイヤー（エレクトロルミネセンス）を使用したパフォーマンスで、その幻想的な光の演出と、楽曲・振付との完璧なシンクロが特徴です。

この「光のダンス」は、ソニーモバイルコミュニケーションズのスマートフォン「Xperia」のテレビCMに起用され、一躍話題となりました。動画サイトでの再生回数は2500万回を超え、世界15ヵ国以上で公演を行うなど、国際的な評価も獲得しています。

YOKOIは「光のダンス」について、暗闇の中で演じるからこそダンサーの内面が表現され、人形浄瑠璃のように顔の角度を変えるだけで感情を伝えることができる点が、難しくもあり面白い点だと語っています。当初は手動でELワイヤーの点灯・消灯を操作していましたが、暗闇での操作ミスを防ぐため、2012年版からはコンピュータープログラミングによる制御に変更されています。

「光のダンス」を演じるダンサーたちは、派生ユニットとして「EL SQUAD」「WRECKING CREW ORCHESTRA / EL SQUAD」としても活動しています。光る素材のコスチュームで踊るチームは数多く存在しますが、YOKOIはWCOの強みとして、徹底した世界観と音楽表現を挙げています。

メンバー

YOKOI（ヨコイ）：リーダー
DOMINIQUE（ドミニク）
TAKE（タケ）
HANAI（ハナイ）
BON（ボン）
SAWADA（サワダ）
SHOHEI（ショウヘイ）
UU（ユウユウ）

主な作品

「ID」（2003年、2008年、2009年）
「M.O.A. LIVE」（2004年、2006年）
「daft-line」（2005年）
「WRECK IN THE FLOOR」（2006年、2007年、2008年、2011年）
「FAKEST」（2011年、2012年）
「DOOODLIN'」（2015年）

タイアップ・コラボ

FILA（スポーツ用品）：シューズなどでコラボ
Xperia：テレビCM起用
* パズドラ：コラボ

WRECKING CREW ORCHESTRAは、その革新的なパフォーマンスと高いエンターテイメント性で、ストリートダンスの可能性を広げ続けています。

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