X-MEN: ファーストクラス

X-MEN: ファーストクラス

『X-MEN: ファーストクラス』は、マーベル・コミックが出版したコミックシリーズです。X-MENの初期メンバーに焦点を当てた作品で、その後のスピンオフ作品にも影響を与えました。

出版の歴史

オリジナルシリーズは、全8号のリミテッドシリーズとして2006年9月に始まり、2007年4月に完結しました。ジェフ・パーカーがライターを務め、ロジャー・クルスが作画を担当しました。その後、2007年5月には増刊号が、2007年6月からは月刊シリーズが開始され、同じ製作チームが引き続き担当しました。

シリーズの多くのストーリーは、1話完結または前後編で構成されています。X-MENのオリジナルチームが新しいコスチュームを身にまとい、リザード、クイックシルバー、スカーレットウィッチ、マン・シング、ゴリラ・マン、ドクター・ストレンジ、インビジブルウーマン、ソーなど、多数のゲストキャラクターが登場することも特徴です。

このシリーズから、『Wolverine: First Class』や『Weapon X: First Class』といったスピンオフ作品が生まれました。本シリーズは16号まで刊行され、『Giant-Size X-Men: First Class』という増刊号も発行されました。2009年2月からは、4号構成のミニシリーズ『X-Men: First Class Finals』が第3巻としてまとめられる予定でした。このシリーズは、チームがクラコア島での任務に進むところで完結します。

2009年6月には、『Uncanny X-Men: First Class Giant-Sized』の読み切りと共に、『Uncanny X-Men: First Class』の新シリーズが開始されました。新シリーズは、『Giant-Sized X-Men』#01で導入されたチームに焦点を当てています。

ラインナップ

以下は、シリーズにおける主要なキャラクターのラインナップです。

1-8号: エンジェル、ビースト、サイクロプス、アイスマン、ジーン・グレイ、プロフェッサーX
スペシャル: エンジェル、ビースト、サイクロプス、ドラゴンマン、アイスマン、ジーン・グレイ、プロフェッサーX
1-12号: エンジェル、ビースト、サイクロプス、アイスマン、ジーン・グレイ、プロフェッサーX
13-14号: ビースト、サイクロプス、アイスマン、ジーン・グレイ、マシーンマン、プロフェッサーX
15号: ビースト、サイクロプス、アイスマン、ジーン・グレイ、メデューサ、プロフェッサーX
16号: エンジェル、ビースト、サイクロプス、ジーン・グレイ、プロフェッサーX

制作チーム

各シリーズの制作チームは以下の通りです。

X-Men: First Class (vol. 1)

ライター: ジェフ・パーカー
ペンシル: ロジャー・クルス
インク: Victor Olazaba
着色: Val Staples
レター: Nate Piekos
カバー: Marko Djurdjevic

X-Men: First Class Special

ライター: ジェフ・パーカー
ペンシル: Kevin Nowlan、Paul Smith、Mike Allred, Nick Dragotta
インク: Kevin Nowlan
着色: Kevin Nowlan
レター: Nate Piekos

X-Men: First Class (vol. 2)

ライター: ジェフ・パーカー
ペンシル・インク: ロジャー・クルス
着色: Val Staples
レター: Nate Piekos
カバー: Eric Nguyen

出版情報

X-Men: First Class (vol. 1) (8号のリミテッドシリーズ、2006年9月 - 2007年4月)
X-Men: First Class Special (読みきり、2007年5月)
X-Men: First Class (vol. 2) #1-16 (連続シリーズ、2007年6月 - 2008年11月)
Giant Size X-Men First Class #1 (読みきり、2008年11月)
X-Men: First Class Finals #1-4 (2009年2月 - 5月)
Giant Size Uncanny X-Men: First Class #1 (読みきり、2009年8月)
Uncanny X-Men: First Class #1-8 (2009年9月 - 2010年4月)
Wolverine: First Class #1-21 (連続シリーズ、2008年5月 - 2010年1月)
* Weapon X: First Class #1-3 (2009年1月 - 3月)

これらのストーリーは、トレードペーパーバックとしてまとめられています。

日本語版

映画『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』の公開に合わせて、小学館集英社プロダクションから日本語版が発売されました。

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