YELLOW DANCER

アルバム『YELLOW DANCER』

星野源の4枚目のアルバム『YELLOW DANCER』は、2015年12月2日にJVCケンウッド・ビクターエンタテインメントからリリースされました。このアルバムは、前作『Stranger』から約2年ぶりの作品であり、収録曲にはシングル「地獄でなぜ悪い」「Crazy Crazy」「桜の森」「SUN」などが含まれています。また、MVが先行公開されていた「Snow Men」や、テレビ番組『めざましどようび』のテーマソングとして提供された「Week End」など、ファンにとって魅力的な楽曲が目白押しの全14曲で構成されています。

星野源はアルバムの制作について、「アフリカン・リズムやソウル・ミュージックに大きく影響を受けており、踊れる音楽を作ることに注力しました」と語っています。この意図は、特に「SUN」を制作した際にさらに明確になり、次なる作品に向けての強い思いが込められています。

本作の特徴として、これまでのアルバムに収録されていたB面曲が一切収録されていない点があります。これにより、星野のアルバムとしては初めての試みとなりました。しかし、初回限定盤には『星野源のひとりエッジ in 武道館』というライブ映像が特別収録されており、B面曲の演奏シーンも含まれていますが、シングル「ギャグ」のパフォーマンスは残念ながらカットされています。

このアルバムは発売から間もなくしてロングヒットを記録し、最終的には30万枚を超える大ヒットを達成しました。また、2016年1月20日にはLPレコードも発売され、2019年3月27日には生産限定盤として再度アナログレコードが登場しました。特に、アナログ仕様にこだわったリリースも、ファンにとっては嬉しいポイントです。

星野源は、本作のジャケットデザインでも評価を受け、第6回ミュージック・ジャケット大賞を受賞しました。さらに、2021年3月号の『ミュージックマガジン』では「特集 [決定版] 2010年代の邦楽アルバム・ベスト100」において24位に選ばれ、音楽的完成度や社会的な影響力の面で彼の活躍が認められました。

収録曲の紹介

アルバムには以下の楽曲が収録されています。全作詞・作曲・編曲は星野源によるもので、ストリングスアレンジは岡村美央と星野源が手掛けています。

• - 時よ (4:15) - CMテーマソング
• - Week End (4:30) - テレビテーマソング
• - SUN (4:01) - ドラマ主題歌
• - ミスユー (4:55)
• - Soul (3:49)
• - 口づけ (3:49)
• - 地獄でなぜ悪い (3:41) - 映画主題歌
• - Nerd Strut (Instrumental) (1:20) - インスト曲
• - 桜の森 (5:10) - キャンペーンソング
• - Crazy Crazy (3:34)
• - Snow Men (4:34) - WEBムービー主題歌
• - Down Town (3:51)
• - 夜 (4:11)
• - Friend Ship (4:42) - 映画主題歌

このように、星野源の『YELLOW DANCER』は、彼の音楽スタイルを存分に表現した一枚となっており、多くのリスナーに愛され続けています。

もう一度検索