YESTERDAY & TODAY (TOKIOのアルバム)

アルバム『YESTERDAY & TODAY』について

『YESTERDAY & TODAY』（イエスタデイ・アンド・トゥデイ）は、2000年2月2日にSony RecordsからリリースされたTOKIOの6作目のオリジナルアルバムです。このアルバムは、彼らがSony Recordsからリリースした最後のオリジナルアルバムとなっており、前作から約2年ぶりの待望の作品となります。

概要

本作は、前作の発売以来久しぶりに制作されたアルバムで、収録されているほとんどのシングルは新たに録音し直されています。アルバムのタイトルにもあるように、過去を振り返りながらも現代的な感覚を取り入れた曲が揃っています。TOKIOのメンバーは、各楽曲に青春や愛、葛藤といったテーマを織り混ぜ、多様な音楽スタイルを展開しています。

批評

音楽メディア『CDジャーナル』では、本アルバムに対し「SMAP的な“いまどき”感が感じられるが、キンキと比べると歌謡性が欠けているのが残念」と評価されました。この批評は、アルバムの音楽性に対する厳しい視点を提供しており、さらに「バラエティ番組では息の合ったバンドのような雰囲気が醸し出されているが、音楽としては物足りなさを感じる」とも指摘しています。つまり、TOKIOの活動におけるユーモラスな側面と音楽的な側面との間にはギャップが存在するということです。

収録曲

1. Overture

オープニングトラックとして、アルバムのテーマを予感させるイントロダクション。

2. Yesterday's

このアルバムのリードトラックであり、3rdベストアルバム『HEART』にも収録されています。

3. Feel It

「何度も夢の中で繰り返すラブ・ソング」のTOKIOエディット版で、16thシングルの1曲目です。

4. Heart

3rdベストアルバム『HEART』に共通する楽曲で、感情豊かなバラード。

5. 忘れえぬ君へ… (Remix)

17thシングルのリミックスバージョンでの収録。

6. Cool so Rock

「一秒のOthello ～君に選ばれたい～」のリミックス版、J-FRIENDSのミニアルバムからの楽曲。

7. ジャンクフードの逆襲

15thシングルのアルバムバージョン。

8. Break Down

14thシングルのアルバム版で収録された曲。

9. JUMBO

3rdベストアルバム『HEART』にも同名の曲が含まれています。

10. Yesterday's 〜Reprise〜

インストゥルメンタル版で、リードトラックの別バージョン。作詞・作曲は清水昭男と記載されています。

参加ミュージシャン

本作の演奏には、TOKIOのメンバーが各自の楽器を担当しています。城島茂（ギター、ボーカル）、山口達也（ベース、ボーカル）、国分太一（キーボード、ボーカル）、松岡昌宏（ドラム、ボーカル）、長瀬智也（ボーカル、ギター）がメインメンバーとして活動しています。また、森俊之（オルガン）や松原秀樹（ベース）などのゲストミュージシャンも参加しています。

メディアでの使用

いくつかの楽曲は、映像作品としての使用もされており、ライブ映像や関連映像の中で数多くのパフォーマンスが披露されています。

このように『YESTERDAY & TODAY』は、TOKIOの音楽史の中で特に意味のある作品であり、彼らの多彩な表現力が発揮されています。

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