YOKOHAMA MUSIC AWARD

YOKOHAMA MUSIC AWARD（ヨコハマ ミュージック アウォード）は、FMヨコハマで放送されていたラジオ番組です。2000年の放送開始以来、数多くのインディーズ・ミュージシャンを紹介し、音楽シーンに貢献しました。番組は毎週月曜日から木曜日の26:00 - 26:30に放送されていました。

番組のコンセプトは、インディーズ・ミュージシャンの支援でした。彼らを「アップカマー・ミュージシャン」と呼び、その才能を広く紹介することに力を入れていました。番組では、マンスリー・コンテストをメインに、アーティストによる企画コーナーなどを展開していました。

YOKOHAMA MUSIC AWARDから巣立ったアーティストの中には、ASIAN KUNG-FU GENERATION、RADWIMPS、いきものがかりなど、メジャーデビューを果たしたアーティストも数多くいます。また、インディーズ・シーンで活躍を続けるアーティストも多数輩出しました。

2006年度には、ライブハウスの現況を伝える企画｢LIVEHOUSE is DEAD or ALIVE｣ が、日本民間放送連盟賞において番組部門のラジオエンターテインメント番組として優秀賞を受賞しました。この企画は、インディーズ音楽シーンを支えるライブハウスの現状を伝え、大きな反響を呼びました。

番組は放送時間の変更も何度か行われました。2010年10月には、放送時間が繰り上げられ、22:00 - 23:30のゴールデンタイムに昇格しました。しかし、2011年4月には『SUNSTAR MIDNIGHT HARBOUR』の開始に伴い、放送時間が10分短縮されました。その後、2011年10月には再び深夜に戻り、月曜日から木曜日までの帯番組となりました。

また、YOKOHAMA MUSIC AWARDは、横浜マリンタワーにてフリーライブ「TOWER OF MUSIC」を毎月開催していました。このライブイベントは、番組に登場するアーティストを中心に、多くの音楽ファンが集まる場となりました。

2017年4月の改編でDJの植松哲平が番組を離れることになり、同年3月30日の放送をもって番組は終了しました。しかし、番組のコンセプトは後番組のKANAGAWA MUSIC LANDに引き継がれ、インディーズ音楽シーンの支援は継続されました。

番組のパーソナリティは、福原尚虎（2000年7月 - 2008年3月）と植松哲平（2008年4月 - 2017年3月）が務めました。彼らの個性的なトークと音楽への愛情が、番組の魅力を高めました。

マンスリーアワードで3ヶ月連続で1位を獲得したミュージシャンは「グランプリ・アーティスト」として番組のマンスリーゲストとなり、番組ライブイベント出演の機会を得ることができました。

番組内では、YMA ANNEXというコーナーも設けられていました。これは、「アップカマー・ミュージシャン」による週替わりの箱番組で、様々なアーティストが独自の企画を展開していました。2011年10月より毎週木曜日に放送されていました。

YMA ANNEX 担当アーティストの一例

ワイズリーブラザーズのICE BREAKING CAMP（2017年1月 - 2017年3月 第1週）
BLUE WONK（2017年1月 - 2017年3月 第2週）
sumikaのトゥナイトⅣ.2（2017年1月 - 2017年3月 第3週）
おもひでプレイリスト（2016年4月 - 2016年6月、2017年1月 - 2017年3月 第4週）
ReiのShuffle Reidio!（2016年10月 - 2016年12月 第1週）
GTT(グレート･ティーチャー･タカイワ)（2016年10月 - 2016年12月 第2週）


など、数多くのアーティストがYMA ANNEXを担当しました。

YOKOHAMA MUSIC AWARDは、インディーズ音楽シーンに大きな影響を与えた番組として、多くの音楽ファンに記憶されています。

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