ZOLA

ZOLAは、日本のボーカルグループで、人気読者モデル3人によって結成されました。彼らはヤマハのボーカロイドソフト「ZOLA PROJECT」の実際に声を担当したメンバーであり、2014年にメジャーデビューを果たしました。

グループの結成と活動

ZOLAは、読者モデルとして活躍していた、なのっくす。（宮崎湧）、まうい（カイトンマウイ）、みのルン（高橋実）の3人で構成されています。なのっくす。はリーダーとして、俳優など幅広い活動も展開しています。2014年7月20日には、Colourful Recordsからメジャーデビューを果たしました。オリジナルメンバーは、ヤマハのVOCALOIDプロデューサーである瀬戸優樹によって発掘され、プロデュースは原宿の人気ヘアサロン「OCEAN TOKYO」と、原宿系人気読モチーム「読モBG」が全面的に担当しました。

デビュー当初、ライブパフォーマンスではメンバー本人の声ではなく、VOCALOID「ZOLA PROJECT」が使用されていました。しかし、2015年2月23日にみのルンがグループを脱退。代わりに読モBGに所属する時人（三嶋時人）と、ファッションチーム「FLASH TOKYO」に所属するDJ 2Gが加入しました。このメンバーチェンジ以降、ライブではメンバー本人による歌唱が行われるようになりました。

ZOLAは、2017年12月28日にグループとしての活動を休止しています。

ZOLA PROJECT

「ZOLA PROJECT」は、VOCALOID10周年を記念して企画されたボーカロイドです。KYO、YUU、WILという3つのライブラリが同梱されており、それぞれ異なる人物（KYO＝なのっくす。、YUU＝みのルン、WIL＝まうい）の声が収録されているという、VOCALOID初の試みが行われました。3人はそれぞれソロでも使用できますが、同梱のプラグインを使用することで、コーラスやユニゾンの合唱も簡単に作成できます。それまでソロ曲制作を主眼としていたVOCALOIDに、ソロ以外の楽しみを提供することを目的としています。

イメージイラストには、著名なイラストレーターである天野喜孝が起用されました。ただし、このイラストはあくまでイメージであり、キャラクターはユーザーが自由に作り上げるというコンセプトです。また、ZOLAの題字である「宙゛」の文字は、書道家の武田双雲が担当しています。公式デモ曲「BORDERLESS」は、浅倉大介と森雪之丞によって制作されました。

プロデューサーの瀬戸優樹によると、ZOLAは「Zenith Operated Liaison Aggregation」の略称であるとのことです。しかし、ニコニコ超会議に登壇した際には、男性版VOCALOIDを企画するにあたって、着メロサイト「ゴルゴンゾーラ」のキャラクターであるゴンゾーをメインキャラクターとしてイメージし、ゴルゴンゾーラのURL（zola.jp）からZOLAという名前をとったとも発言しています。

2023年6月30日には、VOCALOID6に対応したアップデート版「VOCALOID6 ZOLA Project」が発売されました。3音源のうち、KYOのみが新録され、残りの2音源は過去の音源が再利用されています。また、A.I.VOICEを使用したテキスト読み上げ音源も同時に発売されました。イメージイラストは冨士原良のイラストに変更されています。

脚注

[出典]

外部リンク

ZOLA Official Web Site
ZOLAプロフィール
* [VOCALOID3 Library ZOLA Project Web Site]

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