Abcd

アルバム『abcd』について

忌野清志郎のアルバム『abcd』（エービーシーディー）は、彼のキャリアにおける重要な作品であり、1993年6月16日にリリースされました。このアルバムは、彼のシングル「パパの歌」と「パパの手の歌」の両面に新たに収録された2曲を含み、計6曲から構成されています。

アルバムの内容

アルバムに収められた楽曲は、すべて作詞を糸井重里が手掛け、作曲は忌野清志郎自身によって行われています。収録曲は以下の通りです：

• - 鉄人パパ
• - パパの歌
• - 犬の子
• - パパの手の歌
• - カラス カラス
• - さんざんなめにあっても!

この作品は、忌野清志郎の音楽スタイルを象徴する楽曲が詰まっており、特に「パパの歌」は1991年に清水建設のCMソングとしても広く知られています。この曲のヒットを受けて、1993年までの間に糸井重里と忌野清志郎のコラボレーションで数多くの楽曲が作られました。

アルバムに収録された「パパの歌」「パパの手の歌」は、それぞれ新たにリミックスされています。このリミックスにより、当時の楽曲が新たな息を吹き込まれ、今もなお多くのファンに親しまれています。

ブックレットと特典

『abcd』のブックレットは、川崎徹による絵本形式のデザインが施されており、監修は糸井重里が担当しています。このブックレットは、聴く者に視覚的な楽しさも提供しており、アルバムの全体像をさらに豊かにしています。また、初版CDを購入した方には、嬉しい特典として忌野清志郎の朗読CDが抽選で進呈されました。

演奏者

本アルバムでは、トーサンズと呼ばれるバンドが「パパの歌」や「犬の子」の演奏を担当し、また「パパの手の歌」や「カラス カラス」は忌野清志郎 & THE 2・3'Sにより演奏されています。さらに、「鉄人パパ」と「さんざんなめにあっても!」は、主にTHE 2・3'Sによって演奏されており、多様なアーティストによるアプローチが楽曲に厚みを加えています。

『abcd』は、忌野清志郎の才能を形作った重要なアルバムであり、彼の音楽の魅力が詰まった作品だと言えるでしょう。彼のファンはもちろん、新たに彼の音楽を知ろうとする人にも手に取ってほしいコンピレーション・アルバムです。

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