Andymori

andymori（アンディモリ）

andymoriは日本のロックバンドとして2007年に結成され、2014年まで活動しました。バンド名は、アーティストアンディ・ウォーホルと藤原新也のインドの写真集「メメント・モリ」から由来したもので、独特なセンスを体現しています。メンバーは、小山田壮平（ボーカル・ギター）、藤原寛（ベース）、後藤大樹（ドラムス）から始まり、後期には岡山健二が加入しました。

メンバーのプロフィール

- 小山田壮平：1984年生まれで、福岡県出身。音楽の中心となるボーカルとギターを務め、多くの楽曲の作詞・作曲を手がけました。バンド解散後はALという別のバンドやソロ活動を行っています。
- 藤原寛：同じく1984年生まれで、バンド全体を通じてのベース担当。解散以降はALメンバーとして活動を続け、他にもDOGADOGAなど複数のプロジェクトに参加しています。
- 後藤大樹：東京都出身で、ドラムスを担当。2010年に脱退後はTierra Tom Rayのメンバーとして活動し、再びALに加入しました。
- 岡山健二：1986年生まれで三重県出身。2010年に新しくドラムスとして加入し、その後はソロ活動も行っています。

バンドの歴史

andymoriは、元々早稲田大学で出会った小山田、藤原、後藤の三人によって始まりました。大学在籍中、別のグループでバンド活動をしていた小山田と藤原は、後藤との関係を築いていきました。2007年に、後藤を西荻窪の食堂に呼び出し、写真家の佐藤哲郎と共にバンドの結成を促したことがきっかけとなり、andymoriが誕生しました。

活動初期の2008年には、デビューEP『アンディとロックとベンガルトラとウィスキー』をリリース。また、1stフルアルバム『andymori』は2009年に発表され、iTunesの「今週のシングル」に選ばれた「FOLLOW ME」などが注目されました。続く年には、様々な音楽フェスティバルに出演し、名を広げていきます。

2010年には、アルバム『ファンファーレと熱狂』がオリコンデイリーで9位にランクインし、音楽誌snoozerによる年間ベストアルバムランキングでも高評価を得ました。また、同年には海外ツアーを敢行し、注目の若手アーティストとしての地位を確立しました。

バンドの活動が進む中、2013年には解散を発表。しかし、前述の理由により、日本武道館での公演は中止となりました。その後もライブアルバムをリリースし、ファンとの交流を続けます。最終的には2014年、日本武道館公演をもって解散しました。

音楽の足跡と影響

解散後もandymoriの音楽は多くの人々に影響を与え続けており、2023年にはデビュー15周年を記念して多数のイベントが開催されました。特に、1stアルバム収録曲の「すごい速さ」がTikTokでバイラルヒットを記録するなど、若い世代にもその音楽が広がっています。

andymoriは、活動期間中に多くの名曲を世に送り出し、ロックバンドとしての独特な魅力と強いメッセージを残しました。彼らの音楽は今もなお、心に響く存在としてファンに愛され続けています。

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