Dappi

Dappi（だっぴ）について

Dappiは、東京都内のウェブコンサルティング会社が運営するTwitterアカウントで、特に自由民主党や日本維新の会を支持する投稿を行い、立憲民主党や日本共産党の議員に対しては批判的な発言を繰り返してきました。このアカウントは匿名でいながら、2021年10月時点で約17万人のフォロワーを持ち、多くの国会議員からも注目されていました。

Dappiの発信活動

Dappiは、2015年秋に同名のアカウント（@take_off_dress）で活動を開始しましたが、2019年に凍結され、その後新たに@dappi2019というアカウントを立ち上げました。特に強く主張された内容としては、自民党やその関係者の発言を支持し、逆に野党に対する批判を強調するものでした。彼の活動は政治的な情報拡散に大きな影響を与えており、多くの政治家や有名人がDappiの投稿を引用したり感謝を表明しているのが特徴です。

法的問題と名誉毀損訴訟

Dappiの影響力が注目される中、特に注目を集めたのが小西洋之議員や杉尾秀哉議員による名誉毀損訴訟です。彼らは、Dappiの発信とされた名誉毀損に対して、発信元として特定された「ワンズクエスト」と呼ばれる法人に対して訴訟を提起しました。これにより、Dappiの投稿がこの法人の業務として行われていた可能性が浮上しました。

2023年には、この訴訟に関する判決が下り、被告の法人に対して賠償が命じられる結果となりました。これにより、Dappiの運営がどのように行われていたのか、他の政治的活動とどのように関わるかが改めて問題視されることとなりました。

Dappiの投稿による政治的影響

立憲民主党はDappiの発言が虚偽であることを批判し、特にいくつかの事例についてファクトチェックを行いました。特に、枝野幸男氏に対する捏造投稿が話題になり、これに対してDappiは映像を切り抜いて論点を歪める行為を行いました。これらの投稿は多くの関心を集め、Dappiの活動は政治的な信頼性に疑問を投げかける要因となりました。

自由民主党との関係

また、Dappiを運営する法人が自由民主党とは取引関係にあったことが指摘され、2020年の森友学園問題に絡む発言がさらなる議論を呼び起こしました。この法人は過去に自民党の議員や支部との取引があることが明らかになっています。特に、Dappiの名誉毀損訴訟において、複数の政治家がDappiの発言が自民党のネット工作と結びついているのではないかと懸念を示しました。

まとめ

Dappiは匿名ながらも政治界への影響力を持つTwitterアカウントで、名誉毀損訴訟や誹謗中傷問題を通じてその実態が少しずつ明らかになってきています。今後もDappiの活動がどのように進化していくのか、政治的な影響について注目が集まることでしょう。

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