FREQUENCY

WayV、6thミニアルバム『FREQUENCY』で新たな境地へ

2024年 11月25日、中国と韓国を拠点に活動する実力派ボーイズグループWayVが、Label Vより6枚目のミニアルバム『FREQUENCY』をリリースしました。前作『Give Me That』から約5ヶ月ぶりとなるカムバックは、世界中のファンにとって大きな期待の的となりました。

今作『FREQUENCY』には、メンバーであるクン、テン、ウィンウィン、ルーカス、シャオジュン、ヘンドリー、ヤンヤンの7人中5人が参加。韓国語と中国語の2バージョンで収録されたタイトル曲「FREQUENCY」を始め、多様な魅力が詰まった全6曲が収録されています。中でも、11月19日に先行公開された「HIGH FIVE」は、ミュージックビデオと共に大きな話題を呼び、アルバムへの期待感を一層高めました。

前作の成功とグローバルな活躍

WayVは、2024年6月にリリースされた5thミニアルバム『Give Me That』で、韓国の音楽番組で初の1位を獲得する快挙を成し遂げました。さらに、世界19か国のiTunesトップアルバムチャートで1位を記録、中国の主要音楽配信サイトでも1位を獲得するなど、グローバルな人気を確固たるものにしました。韓国のサークルチャートでは2冠を達成するなど、その勢いは留まることを知りません。

2024年9月25日には、日本1stミニアルバム『The Highest』で日本デビューを果たし、オリコン週間ランキングで2冠を獲得。日本での活動も成功裏に収め、アジアのみならず世界を舞台に活躍の幅を広げていることがわかります。2025年2月まで開催予定の初の単独コンサートツアー「2024 WayV CONCERT [ON THE Way]」も、その人気を証明する大きなイベントと言えるでしょう。

アルバムプロモーション：洗練されたビジュアルと戦略的な展開

『FREQUENCY』のプロモーション活動は、アルバムコンセプトを巧みに反映した戦略的な展開を見せています。10月30日に公開されたスケジュールポスターは、アルバムタイトル「FREQUENCY（周波数）」にちなんで、オシロスコープをモチーフにしたデザインで、アルバムの世界観を予感させるものとなりました。

11月11日には、タイトル曲「FREQUENCY」のムードサンプラー映像が公開され、ミステリアスな雰囲気の学校を舞台に、いたずら好きな悪童と化したメンバーたちの姿が映し出されました。この映像は、アルバム全体の雰囲気と、メンバーたちの新たな魅力を効果的に提示しています。

先行公開曲「HIGH FIVE」のミュージックビデオは、手のひらの形をした神秘的な遺物を発見するメンバーたちの物語を、ウィットに富んだ演出で表現。11月25日に公開されたタイトル曲「FREQUENCY」のミュージックビデオでは、メンバーたちが電波に関連した特別な能力を持つ悪童に変身するというストーリーが展開されています。これらのミュージックビデオは、楽曲の世界観を視覚的に表現し、楽曲への理解を深める上で重要な役割を果たしています。

多彩な楽曲群：音楽性の幅広さとメッセージ性の深み

『FREQUENCY』に収録されている6曲は、それぞれ異なる魅力を持つ楽曲です。タイトル曲「FREQUENCY」は、ずっしりとしたベースと強烈なドラムビートが特徴的なオールドスクール&ヒップホップダンス曲で、「僕たちの周波数に合わせて新しい次元に行こう」という力強いメッセージが込められています。

一方、「HIGH FIVE」は、ヴィンテージなブラスや808ベース、シンセサウンドを巧みに融合させたエネルギッシュなダンスナンバー。レトロポップとオールドスクールのヒップホップが絶妙に調和し、ハイタッチを通して頂上を目指そうという前向きなメッセージが込められています。「TWIST」は、クセになるメロディーとリズミカルなビートが印象的なミディアムテンポのダンス曲で、恋に落ちる感情を世界がねじれるような感覚に例えています。

「Filthy Rich」は、華やかな人生の裏側にある孤独を描いたレトロムードのR&Bダンス曲。「Call Me」は、恋焦がれる気持ちを甘いボーカルとラップで表現したミディアムテンポのR&B曲です。そして中国語バージョンの「FREQUENCY（超频率）」は、中国語詞によるタイトル曲で、オリジナルバージョンとはまた違った魅力を放っています。これらの楽曲は、WayVの音楽性の幅広さと、それぞれの楽曲に込められた深いメッセージ性を示しています。

まとめ：進化し続けるWayVの新たな一歩

『FREQUENCY』は、WayVがこれまで培ってきた音楽性とパフォーマンス力をさらに進化させ、新たな境地を開拓した作品と言えるでしょう。グローバルな活躍を続ける彼らが、今後どのような展開を見せていくのか、ますます目が離せません。

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